カンタス航空の手荷物規定 | 機内持ち込み 預け荷物規定ガイド

オーストラリアへの旅行によく利用する航空会社としてなじみ深いのがカンタス航空。
総合的にサービスが良く、世界的評価の高いカンタス航空ですが、近年世界的に手荷物規定が厳しくなっており、カンタス航空も同じく手荷物の規定が厳しくなっています。
今回はカンタス航空の機内持ち込み手荷物、預け荷物(受託手荷物)の規定をご紹介。旅行前の不安や旅行当日のトラブル解消にぜひ役立ててください。
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著者について:
FAR EAST TRADING代表、WEBマーケティング事業・宿泊事業を運営。20年間で23か国をビジネスや旅行で巡る。旅の経験と輸入の知識を元に、ブログでの情報発信やユニークな商品を日本に紹介しています。
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カンタスの手荷物ルール早見表
機内持ち込み(国際線・オーストラリア国内線)
機内持ち込み手荷物は合計14kgまで、各荷物の重量の上限は10kgです。
代表的な組み合わせは「小型2個(各48×34×23cm)」または「小型1個+非硬質のバッグ1個」。非硬質のバッグは114×60×11cmまで。いずれの組み合わせでも合計14kg・各10kg上限という二つの条件を同時に満たす必要があります。
子連れ(乳幼児・子供)
子どもの場合は基本的に大人と同等の手荷物許容量です。乳幼児(幼児)には、折り畳みベビーカー、ベビーシート、バシネット等の乳幼児アイテムの扱いがあり、路線により持ち込み・預けの可否・個数の規定があります。
楽器・スポーツ用品
小型楽器は機内持ち込み可(7kgが上限)。オーバーする場合は座席購入や受託扱いで対応しましょう。スポーツ用品は品目ごとに扱いが異なるため公式ページを参照。
危険物・リチウム電池
160Wh超のリチウム電池は旅客手荷物不可。リチウム電池搭載電子機器は合計15個までなどの規定があり。
手荷物トラッキング
カンタス航空ではQantasアプリの「Track my bags」で受託荷物の追跡が可能です。
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カンタス航空の機内持ち込み手荷物について

カンタスの機内持ち込みで最も誤解が多いのが「合計14kg」と「各10kg上限」の2段の規制です。
例えば、機内持ち込みできる手荷物の数は小型2個のとき、2個の合計は14kgまでですが、1個が10kgを超えることはできません。1個だけで14kgの手荷物は持ち込めないので注意しましょう。
サイズは代表例として、1個のサイズが48×34×23cmが示されており、非硬質バッグ(ソフトスーツケースなど)は特例で114×60×11cmまでのサイズの持ち込み可が明記されています。
機内持ち込み禁止品について
機内持ち込みはサイズ・重量だけでなく、危険物規定が細かく決まっています。
下記に主な持ち込み禁止品目を表にまとめましたが、迷ったらカンタス航空の危険物ページで品目別に確認してから荷造りをしましょう。カンタス航空:危険物
品目 | 機内持込 | 受託 | 重要ポイント |
---|---|---|---|
リチウム電池搭載品 | 可 (条件あり) | 不可 | 160Wh超は不可。 100〜160Whは申告が必要 個数制限あり 20個まで |
スマートバッグ | 可(条件) | 可(条件) | 取り外せない電池=全面不可。 受託する場合は電池を外して |
電子タバコ | 可(条件) | 不可 | 機内使用・充電は禁止。 誤作動防止必須。 |
ライター マッチ | 不可 | 不可 | 安全マッチ・使い捨てライター等も原則不可 |
エアゾール(スプレー) | 可 | 可 | 内容物・数量によって制限 可燃性・業務用は不可のことが多い |
漂白剤 洗浄剤 ガスボンベ類 | 不可 | 不可 | 可燃性・加圧ガスは危険物として禁止 |
医療用バッテリー | 可(条件) | 可(条件) | 予備電池は300Wh×1個または160Wh×2個まで(要問合せ)。 |
小型楽器 | 可(条件) | 可 | 機内は7kgまで寸法制限あり 超過は座席の購入や受託で対応 |
カンタス航空では危険物の持ち込みについて申請フォームを設けています。
危険物の持ち込みを検討する場合はまず問い合わせをしましょう。カンタス航空:危険物の許可申請フォーム
カンタス航空の受託(預け)手荷物について
重量制と個数制について

カンタスの受託手荷物は、路線やクラス、ステータスなどで重量制(個数制以外の路線)と個数制(北・南アメリカ・オーストラリアを含む路線)のどちらかが適用されます。
どの体系でも共通するのは、1個32kg超の受託は不可という基準で、32㎏を超えないように重量配分をすることが重要です。
細かな受託手荷物規定はお預け手荷物 | カンタス航空をご覧ください。
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重量制・ピース制(個数制)とは?
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各航空会社の受託手荷物規定では「重量制」「ピース制(個数制)」を採用しています。
重量制は荷物の個数に関係なく、荷物の総重量で預けられます。カンタス航空の中東、ヨーロッパ、日本、アジア、アフリカ、ロシアへの路線では「重量制」が採用されています。
ピース制(個数制)では預けられる荷物の個数が決まっており、個数ごとに重量制限が設けられています。ピース制は主にアメリカ大陸、南アメリカで採用されています。
超過手荷物料金の空港支払いは割高
カンタスは追加手荷物をオンラインで事前購入が可能です。
国際線(南北米除く)では最大100kgまでを5・10・15・25・35kg単位で購入できるようになっています。加えて、空港での超過支払いは割高と公式にも明記されているため、できるだけ出発前に必要な量を見極めて購入するのがコストとしては最適です。
子連れ・乳幼児の手荷物、ベビーカーに関する注意
子どもの受託・機内持ち込みは基本的に大人と同等です。
乳幼児については、折り畳みベビーカー、ベビーシート、等の乳幼児アイテムに関する特則があり、目的地別で特則が変わります。路線によってはゲート預けの案内となる場合もあるため、折り畳み・サイズ適合を前提に確認し、早めの保安検査・搭乗口到着を心がけましょう。
楽器・大型手荷物:7kgルール/座席購入という選択肢
小型楽器は機内持ち込み可ですが、7kgが上限かつ寸法の制限があります。オーバーする場合は座席の購入または受託手荷物で対応します。
カンタス航空の機内持ち込み、預け荷物に関する注意点
リチウム電池のWhワット量を把握すること
電池は最も没収や拒否が起こりやすい物品です。
カンタス航空では、160Whを超えるリチウム電池は旅客手荷物として持ち込みが不可です。
100~160Whの電池を持ち込む場合は2個まで、リチウム電池搭載電子機器は合計15個など、細かい上限が設定されています。さらにリチウム電池が搭載されている電子機器を預ける際は、バッテリーを取り外す必要があり、取り外せないものは機内持込みのみなど厳密です。
下記の表は電池のWh数と機内持ち込みの可否です。
電池の定格量 | 持ち込みの可否 | 事前問い合わせ |
---|---|---|
~100Whまで | 可能 | 不要 |
100Wh~160Wh | 可能 | 要問合せ |
160Wh以上 | 不可 |
コードシェア・他社運航・機材差異への備え
旅程にカンタス航空以外の便が混じる場合、乗継ぎ区間で機内持ち込みや受託のサイズや重量が変わる点に注意し、自分の予約に紐づく手荷物許容量と同じ重量の荷物を他社便で持ち込めるか確認しましょう。
特に地域のプロペラ機などは頭上棚が小さく、標準サイズの荷物でもゲート預けになる場面があります。
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カンタス航空の手荷物に関するQ&A
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機内持ち込みは7kgまで?
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いいえ。合計14kg・各10kgが上限です。7kgは小型楽器です。
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ハードスーツケースは特別扱い?
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はい。非硬質のバッグは114×60×11cmまでの特則があり、+小型1個の持ち込みが可能です。合計14kg、各10kgまでは同じ。
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空港で超過を支払えばいい?
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割高になります。出発3時間前までの購入可否などもあり、オンラインでの事前購入が推奨されています。
カンタス航空の手荷物規定を理解して楽しいフライトを
カンタスの手荷物ルールは、機内持ち込み手荷物の合計重量が14kg、単品の上限が10kgなど、しっかり区別して考えるべきポイントがあります。
受託は32kgの1つの荷物の上限と路線別ルール、超過した場合はオンライン事前購入が大事です。
乳幼児アイテム、電池といった「検査場で止められやすい」部分に関しては、公式ページで最終確認をしましょう。
これらを押さえれば、出発当日の不安は払しょくされます。安全で快適なフライトを!
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