バックパッカーとはどんな人たち?バックパッカー旅の魅力について

2024年10月8日

屋台

旅行好きなら、一度は「バックパッカーの旅」に憧れたことがあるのではないでしょうか。

自由気ままな旅のスタイルは、ツアーや一般的な観光旅行では味わいにくい魅力があります。その一方で、実際にバックパッカーとして旅をしてみると、思っていた以上に難しく感じたり、大変さを感じたりすることもあります。

この記事では、バックパッカーの魅力と現実、そして初めての人が知っておきたいことを、できるだけわかりやすく整理しました。これからバックパッカー旅に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。

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バックパッカーとはどんな人たち?

バックパッカー旅のイメージ

バックパッカーとは、読んで字の通り、バックパックを背負って旅をする人のことです。ただし、単にリュックで移動する人という意味だけではなく、比較的身軽な荷物で、柔軟に、そして自分の判断で旅を進めていくスタイル全体を指すことが多いです。

一般的に、バックパッカーには次のような特徴があります。

バックパッカーの特徴・旅行スタイル

  • 比較的長期間の旅行が多い
  • 予算を抑えた旅をすることが多い
  • 現地の文化や人との交流を重視しやすい
  • 旅程を柔軟に変えやすい
  • ホステルや安宿を利用することが多い

バックパッカーには、ぼろぼろの服装や無精ひげといったイメージを持つ方もいますが、実際には身なりをきちんと整えて旅する人も多くいます(筆者がそうでした)。バックパックではなく、スーツケースで長期間の旅をする人も。

見た目もそうですが、特徴的で自由な旅のスタイルや考え方がバックパッカーらしさをよく表しています。

バックパッカー文化の背景

現在のバックパッカー文化は、欧米の若者を中心とした長期・低予算の個人旅行文化の流れの中で広がってきたと言われています。身軽な荷物で国境を越えながら移動し、その土地の文化や人に触れる旅の形が、今のバックパッカーの基本になっています。

現代のバックパッカーは、単に安く移動するだけでなく、自分の悩みの整理、新しい価値観との出会い、自分の成長などを求めて旅に出ることも多いです。

バックパッカーの主な収入源は?

バックパッカーとして旅を続けるには、当然ながら収入や貯金が必要です。会社員時代に貯めたお金で旅に出る人も多いですが、中には旅をしながら収入を得ている人もいます。

バックパッカーが就く仕事の一例

  • ライター
  • プログラマー
  • 動画編集者
  • ブロガー
  • YouTuber
  • 現地での就労
  • ストリートアートや演奏
  • インフルエンサー

ただし、これらの仕事で安定して収入を得るのは簡単ではありません。初めてのバックパッカー旅では、まずはある程度の貯金を用意してから出発するほうが現実的です。

また、「旅しながら稼ぐ」ことに憧れて出発すると、思った以上に旅と仕事の両立が難しいこともあります。最初のうちは、収入よりも安全に旅を続けることを優先したほうが安心です。

バックパッカーをする意味とは?

バックパッカーをする意味とは

バックパッカーという旅のスタイルは、一般的なバカンス旅行とはかなり違います。では、なぜ多くの人が不便さや不安を抱えながらも、あえてバックパッカーの旅を選ぶのでしょうか。

その理由は、自由度の高さと、旅を通して得られる濃い体験にあります。

自由度の高い旅ができる

バックパッカーの旅では、細かい旅程を事前に固定しすぎないため、その日の気分や現地の状況に応じて柔軟に予定を変えられます。気に入った街に長く滞在することもできますし、逆に合わない場所ならすぐ移動することもできます。

この自由さは、一般的な旅行ではなかなか味わえない大きな魅力です。

深く文化を体験できる

バックパッカーは、観光客向けの場所だけでなく、ローカルな食堂や市場、路線バスなどにも積極的に入り込むことが多いです。そのため、現地の人々の暮らしや空気感を、観光旅行よりも近い距離で感じやすくなります

その土地の日常に触れることで、「旅行している」という感覚がより強くなるのも、バックパッカー旅の良さです。

価値観が広がる

バックパッカーの旅では、豪華な観光スポットよりも、現地の生活や文化、人との出会いに重きが置かれやすいです。日本では当たり前だと思っていたことが、海外ではまったく当たり前ではないと気づくことも珍しくありません。

そうした経験を重ねることで、自分の視野が広がり、「こうでなければいけない」という思い込みから少しずつ解放されるはずです。

低予算で濃い体験ができる

バックパッカー旅のいいところは、費用を抑えながら旅の本質を味わいやすい点です。LCC、安宿、路線バス、屋台やローカル食堂などを上手に使うことで、比較的低予算でも長く旅を続けやすくなります。

お金をかけないからこそ、工夫する力や現地に馴染む力が育ちやすいという面もあります。

人生を見つめ直せる時間がある

日々の生活、仕事、人間関係から少し距離を置くことで、自分を見つめ直す時間を持ちやすくなります。旅の中では、自分の足りないところ、自分の強み、これからどう生きたいかなど、普段は考えないことまで自然と考えるようになることがあります。

バックパッカー旅を通じて、自分の生き方が変わったと感じる人が多いのは、そのためです。

初めてのバックパッカーに向いている人

バックパッカー旅には向き不向きがあります。興味があるからといって、誰でも最初から快適に楽しめるとは限りません。特に初めての人は、自分がどちらのタイプかを少し意識しておくと安心です。

初めてのバックパッカーに比較的向いている人

  • 多少の不便さを面白いと感じやすい人
  • 予定変更に柔軟に対応できる人
  • 一人の時間が苦になりにくい人
  • 知らない環境でも自分で調べて動ける人
  • 高級さより体験を重視したい人

逆に、毎日きちんとした設備や快適さが必要な方、食事や衛生面のストレスに弱い方は、いきなり長期のバックパッカー旅に出るより、まずは短期間の個人旅行から慣れていくほうが安心です。

初めてのバックパッカーが出発前に準備したいこと

バックパッカー旅は自由な反面、自分で準備しなければならないことも多いです。出発前に最低限の準備をしておくだけで、旅の難易度はかなり下げられます。

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出発前に確認したいこと

  • パスポートの有効期限と入国条件
  • 海外旅行保険への加入
  • 初日の宿と空港からの移動方法
  • SIMカードまたはeSIMの準備
  • クレジットカードを2枚以上用意すること
  • 現金を分散して持つこと
  • 荷物を増やしすぎないこと

特に初日の宿と移動方法は、出発前にしっかり決めておくのがおすすめです。現地に着いてすぐに迷うと、疲れも不安も一気に強くなります。

また、最初から何か月も旅をする必要はありません。まずは数日から1週間ほどでも十分です。短い旅でも、バックパッカーらしい感覚はしっかり味わえます。

バックパッカー旅の危険とは?

バックパッカーと危険とは

バックパッカーの旅には多くの魅力がありますが、当然ながら危険やデメリットもあります。自由度が高いぶん、トラブルへの備えや判断も自分でしなければなりません。

予期せぬトラブル

バックパッカー旅では、予定通りに進まないことが珍しくありません。むしろ、何かしら想定外のことが起こる前提で考えておいたほうが気持ちは楽です。

バックパッカーが直面しやすいトラブル

  • 交通機関の遅延や欠航
  • 急な天候の変化
  • 言語の壁による誤解や困難
  • 貴重品の盗難や紛失
  • 治安面の不安
  • 健康面でのトラブル

バックパッカー旅では、こうしたトラブルに自分で対処しなければなりません。対処する力は確かに鍛えられますが、状況によっては命に関わるような危険につながることもあります。過信せず、危ないと感じたら引く判断も大切です。

快適さとは無縁なことも多い

バックパッカー旅は、予算を抑えるスタイルであるぶん、快適さや便利さを犠牲にすることも多いです。シャワーのお湯が出ない、相部屋でプライバシーが少ない、ベッドが合わない、騒音が気になるといったことは珍しくありません。

どうしても快適さを強く求めたい方には、バックパッカー旅は合わない場合もあります。無理に自分を合わせる必要はありません。

食事が合わないこともある

ローカルな食事は旅の魅力ですが、日本人の口に合わないこともあります。また、衛生面が気になる場所で食べる場面も出てきます。そこに強いストレスを感じる人も少なくありません。

胃腸が弱い方は、整腸剤や常備薬を持っていく、無理に屋台ばかりにしない、というような工夫をしておくと安心です。

体調管理が難しくなることもある

移動の連続、慣れない食事、睡眠不足などが重なると、思っている以上に体力を消耗します。旅先では気分が高まって無理をしやすいため、休む日を意識的に入れることも大切です。

特に初めてのバックパッカー旅では、「毎日動き続けないと損」と考えすぎないほうが、結果的に良い旅になりやすいでしょう。

バックパッカー旅を安全に続けるコツ

危険や不便さがあるからこそ、基本的な安全対策を意識することが大切です。難しいことばかりではなく、まずは基本を外さないことが重要です。

安全に旅を続けるための基本

  • 夜間の一人歩きを避ける
  • 貴重品を一か所にまとめない
  • 宿の口コミや立地をよく確認する
  • 危険を感じた場所には近づかない
  • 無理な節約をしすぎない
  • 体調が悪い時は休む
  • 家族や知人に大まかな行程を共有しておく

バックパッカー旅は、無理をすることが格好良いわけではありません。むしろ、安全に戻ってくることまで含めて良い旅です。

バックパッカーとは一つの生き方

バックパッカーとしての旅で得られる経験は、今までの人生や考え方を180度変えるくらい、大きなインパクトを持つことがあります。異文化に触れ、自分の力で動き、トラブルにも向き合う中で、自分の考え方や生き方が大きく変わる人も少なくありません。

一度でもバックパッカー旅に出ると、日本で積み重ねてきた常識や価値観が、良い意味で揺さぶられることがあります。それは決して悪いことではなく、自分の視野を広げるきっかけになります。

もちろん、バックパッカー旅は誰にでも向いているわけではありません。しかし、少しでも興味があるなら、短い期間からでも挑戦してみる価値はあります。まずは無理のない範囲で、自分に合った形のバックパッカー旅を体験してみてください。

バックパッカーとは、単なる旅のスタイルではなく、自分の足で世界を知ろうとする姿勢そのものなのかもしれません。

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  • この記事を書いた人

福島豊

生涯バックパッカー。FAR EAST TRADING代表。Webメディア「FlyNavi」と、北海道で宿泊施設を運営。 過去に23か国めぐり、人生の大切なことの大半を旅から学んだ経験から、 好奇心旺盛な日本人に向けて、旅のサポートとして航空会社情報や旅行グッズの紹介しています。国家資格・総合旅行業務取扱管理者保有。 「人生を豊かにするのは旅」がモットー。

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