
皆様、海外旅行での貴重品の管理はしっかりされていますか?
海外旅行での貴重品管理はとても重要です。これを怠ると、狙われたり、盗まれたり、紛失したりするおそれがあります。貴重品管理を怠った筆者は、過去にパスポートを盗まれて大変な目に遭いました。
それ以来、筆者なりの方法で貴重品管理を厳重にしてからは、被害に遭うことはなくなりました。
今回ご紹介する筆者の貴重品管理術で、皆様の旅がきっと快適になるはずです。
なぜ海外旅行の貴重品管理を学ぶことは重要なの?

旅行先でのトラブルで多いのが「スリ」「置き引き」「盗難」「紛失」「置忘れ」などですが、中でも特に多いのは何だと思いますか?
旅行の貴重品トラブルで特に多いのが…
旅行の貴重品トラブルで特に多いのは、スリでも盗難でもなく、実は「紛失」「置忘れ」などの自分が原因のものです。
なぜかというと、旅行は「歩く」「見る」といった行動による身体的疲労に加え、新しい刺激や言葉の壁による精神的疲労も溜まりやすいイベントだからです。そうなると心身ともに疲れ、注意が散漫になりがちです。
注意が散漫になると、トイレに財布を忘れたり、カフェにバッグを忘れたり、とにかく「自分が原因」のトラブルを引き起こしやすくなります。
盗難やスリにも注意
とはいえ、海外では盗難やスリにも注意が必要で、特に疲労による不注意が原因で、結果的に起こる盗難にも気をつけたいところです。
やはり海外は盗難の起こりやすい環境ですので、疲労や不注意といった原因は、できる限り取り除いておきましょう。
貴重品を管理することは日常生活にも活きる
貴重品の管理をしっかり意識することは、日常生活にも活きます。
海外旅行は、普段の行動がいかに危なかったかを考えさせてくれる、とても良い機会です。貴重品の管理術は、自分のこれからのためにも、とても良い学びになるでしょう。
【海外旅行の貴重品管理術. 1】バッグについて
皆様は、旅行のバッグ(スーツケースやバックパック)の選び方をどのようにしていますか?
旅行のバッグ(スーツケース or バックパック)は何が良い?
旅行のバッグ選びは非常に大事です。スーツケースかバックパックか、自身の旅のスタイルや目的を考えて選びましょう。
| 項目 | スーツケース | バックパック |
|---|---|---|
| 容量 | 大きく仕切れるため仕分けしやすいが、外ポケットが少ない | 外ポケットが便利だが、内側の仕分けには工夫が必要 |
| 持ち運び | 地面が平らなら快適 | 両手が空くのが利点だが、重さで肩や腰に負担がかかる |
| 移動のしやすさ | 都市・空港・舗装道路なら◎、悪路は× | 悪路に◎ |
| 機内持ち込み対応 | 小さいサイズでなければ難しい | 40L前後(2〜3泊分の容量)なら持ち込み可 |
| セキュリティ性 | 硬い素材とロックなどで安心感が高い | 防犯性は工夫が必要(鍵を付けるなど) |
| 耐久性 | ハードタイプは頑丈。ただし重い | 軽量で柔軟。良いものなら防水性もある |
| 収納性 | 収納に場所を取る | 収納性が高い |
| ファッション性 | スマートな印象で街歩きに向く | カジュアル・アウトドア感がある |
| 価格帯 | ピンキリ。質の良いものはやや高価 | ピンキリ。質の良いものはやや高価 |
| 向いている旅 | 長期滞在・都市観光・ビジネス | アジア・南米への旅、アクティブな旅 |
関連記事:海外旅行用スーツケースの選び方は?注目すべきポイントを解説・海外旅行のバックパックのおすすめは? | 8つの厳選のアイテムをご紹介
長期はスーツケース、短期はバックパック
どれにするか迷う方は、旅行の期間で決めるのがおすすめです。一般的には、長期の旅行はスーツケース、短期の旅行はバックパックと言われています。
長期間の旅行でスーツケースが向いているのは、荷物が重くなっても背負うより引くほうが楽で、容量も大きいためです。
短期間の旅行にバックパックが向いているのは、荷物を飛行機に預ける必要がなくなりやすく、荷物が軽いため背負っても負担が少ないからです。
最終的には好みや旅行スタイルで決める
スーツケースとバックパック、どちらにするかは結局のところ好みであり、どんな旅行をするかで決めるのがよいでしょう。
都会的な旅が目的であればスーツケース、アクティブな旅ならバックパックというように、ご自身のしたい旅に合ったバッグを選びましょう。
【海外旅行の貴重品管理術. 2】サブバッグ(貴重品入れ)について

皆様は旅行にサブバッグを使用していますか?
サブバッグは貴重品入れとも言える重要なアイテムで、旅行でサブバッグを使うことは非常に大切です。
サブバッグのタイプ別の特徴
サブバッグを選ぶにあたり、以下の各タイプの特徴を意識して選びましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている場面 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| トートバッグ | 手提げ、肩掛けができる | 街歩き、ショッピング | 荷物の出し入れがしやすい、折りたたみやすい、服に合わせやすい | 防犯性が低い |
| ボディバッグ(ウェストポーチ) | 体に密着させる斜め掛けタイプ | 観光や街歩き | セキュリティ性が高い、体にフィットして動きやすい、必要最低限の荷物で済む | 容量が少ない、服装によっては合わせにくい |
| リュックサック | 背負うタイプ | 長時間の観光やアクティブな旅 | 両手が空く、体への負担が分散される、容量が大きい | 背中が蒸れる、後ろから狙われやすい、街歩きにはやや不向き |
| ショルダーバッグ | 斜め掛けするタイプ | 街歩きや観光 | 手軽、汎用性が高い、容量もまずまず、スタイルを選ばない | 長時間使うと肩が疲れる、荷物が多いと不安定 |
関連記事:【必携】旅行のサブバッグおすすめ11選 | バッグを選ぶポイントや活用術
筆者はボディバッグ(ウェストポーチ)やリュックを使用
筆者はセキュリティ上の理由から、ボディバッグ(ウェストポーチ)を愛用しています。
ボディバッグは身体の前に掛けるため、スリやひったくり防止になるほか、肌身離さず持てるので置忘れ防止にもなります。
筆者は買い物が多くなるときはリュックも使用しています。
貴重品の取り出しが容易になる
サブバッグを使う最大のメリットは、よく使う貴重品(パスポート、財布、スマホ)などを取り出しやすくなることです。
これらをすぐ取り出せるようにしておけば、毎回大きなメインバッグから探す必要がなくなります。取り出しやすくなることで旅行中のストレスや疲れが減り、トラブル防止にもつながります。
長距離移動時に快適
長距離移動の際も、サブバッグはとても便利です。
飛行機、列車、バスでの移動中に必要なものを手元に置いておけるため、頭上の荷物棚から大きなバッグを出し入れする必要がなくなります。
軽いため身軽に行動できる
サブバッグがあれば、メインの大きな荷物をホテルやロッカーに預けられるようになり、必要最小限の荷物で身軽に行動できます。
身軽になると、旅行の疲れやストレスも軽減できます。
サブバッグがあると荷物の整理整頓がしやすい
サブバッグを使うことで、荷物の管理がしやすくなり、整理整頓が楽になるほか、荷物の紛失も防ぎやすくなります。
関連記事:【必携】旅行のサブバッグおすすめ11選 | バッグを選ぶポイントや活用術
【海外旅行の貴重品管理術. 3】ポーチ、ベスト、100均で買える入れ物等

その他、旅行で役立つポーチやベストなどの貴重品入れについてご紹介します。
セキュリティポーチ(腹巻)で貴重品を厳重に管理
サブバッグだけでは貴重品の管理が不安な方や、街を手ぶらで歩きたい方に、このセキュリティポーチ(腹巻)は非常に便利です。
ただし、セキュリティポーチの収納力は高くなく、最低限のものしか入りません。筆者は海外での街歩きでは、このセキュリティポーチを服の下に着けており、バッグを持ち歩かずに気楽に歩きたいときに重宝しています。
さらにセキュリティ機能が欲しい方にはベストがおすすめ
さらにセキュリティ機能が欲しい方には、インナーベストという選択肢もあります。
見た目の悪さは、服の下に着ることである程度解消できます。
貴重品の取り出しやすさには少し難がありますが、旅行中の安心感が欲しい方には良い選択肢と言えるでしょう。
貴重品管理に活用できる100均グッズ
100均にも旅行で活用できるグッズがあります。
ただし、100均の製品は上記のような持ち物を整理するアイテム程度にしておき、100均のバッグ類(セキュリティポーチ、財布など)は使用しないことをおすすめします。
筆者は過去、旅行中に100均のポーチを使っていたところ、底に穴が空き、中身が外に落下するという事態が起こってからは、100均の製品ではなく、信頼できる製品を使うようになりました。
海外旅行では、持ち物の一つひとつが自身の身を守る大切なアイテムです。旅行に使う製品は、耐久性や機能性がしっかりしたものを選びましょう。
【海外旅行の貴重品管理術. 4】心得と方法

ここでは、すぐにできる海外旅行の貴重品管理の心得と方法をご紹介します。
貴重品をすべて持ち歩かない
外出時に「貴重品をすべて持ち歩く」か「持ち歩かないか」は意見の分かれるところですが、筆者は貴重品は最低限のものしか持ち歩きません。
「貴重品はすべて持ち歩くことが正しい」という考え方にも一理ありますが、自分の不注意で一度にすべてを盗まれる可能性もあります。
旅行というのは、肉体的にも精神的にも疲れるものです。そんな疲れる旅行で、いつも貴重品の管理に気を取られるというのは、二重に疲れることでもあります。
そんな疲れたときにトラブルは起こります。
なるべく疲れの原因がないほうが旅行は楽しめますし、貴重品を持ち歩きすぎないことで疲れを減らすこともできるため、持ち歩く貴重品は必要最低限にするのがおすすめです。
関連記事:海外旅行で貴重品を安全に持ち歩く方法|財布・パスポート・スマホの防犯対策
現金を分散する
財布を紛失する事態に備えて、現金は最低でも2か所に分散しましょう。
メインバッグの中にも分散しておくと、もし財布やセカンドバッグを紛失したときでも安心です。
財布にはチェーンを装着
財布にはチェーンやウォレットロープを付けましょう。チェーンを付けておくと、財布を抜き取られた場合や落とした場合でも、すぐに気づくことができます。
街歩きの際、パスポートはコピーを持ち歩く
街歩きの際は、パスポートは宿に置いておき、持ち歩くのはコピーにしましょう。
スマホに写真を残しておくのもよいですし、コピーした紙を財布に入れておくのもおすすめです。
宿では必ずバッグに南京錠、金庫に貴重品を
宿にバッグを置いておく場合は必ず南京錠を付け、パスポートや余分な現金は金庫に入れておきましょう。
ホテルの部屋に、バッグの中身を出したまま外出するのはやめましょう。
ホテルに荷物は預けないほうが良い
飛行機まで時間がある場合など、ホテルに荷物を預けることを考える方もいるでしょう。
ですが、ホテルに荷物を預けるのはおすすめしません。
海外でホテルに荷物を預けると、荷物は誰の監視もないまま床に置かれていることも多く、いつ誰に盗まれてもおかしくない状況になりがちです。
いくら南京錠を付けていても、バッグを切られたり壊されたりして中身を盗まれることも考えられます。
こういったことを防ぐためにも、なるべく荷物はホテルに預けないようにしましょう。
【海外旅行の貴重品管理術. 5】家を出発前
出発前の自宅チェックも、大事な旅の貴重品管理の一つです。
家の戸締りやガスの元栓、コンセントを抜いたかチェック
出発前に家の戸締り、ガスの元栓、コンセントを抜いたかなど、しっかりチェックしましょう。
これらをしていないことに旅の最中に気づいた場合、気になって旅を楽しめなくなってしまうでしょう。
もし一人暮らしで、誰も家を見てくれる人がいない場合はなおさらです。そんな事態を防ぐためにも、出発前に自宅をしっかり確認しておきましょう。
しっかり貴重品を管理して楽しい旅を
貴重品の管理の仕方を学ぶことで、旅はより安全で楽しいものになります。貴重品の管理も旅の一部だと考え、今回の記事の内容を参考に、しっかり事前準備をしていきましょう。