
カタール航空(Qatar Airways)は、ドーハ国際空港を拠点とする中東の航空会社で、定評のある機内サービスと明確な手荷物ルールが特徴です。カタール航空は、JALが参加するワンワールド系の航空会社で、コードシェア便があることで知っている方もいるのではないでしょうか。
カタール航空は、路線や運賃タイプで手荷物の規定が変わるため、それを知らずに超過料金を取られてしまうケースが少なくありません。今回は、カタール航空の機内持ち込み・受託(預け入れ)手荷物の規定をはじめ、搭乗の際の注意点、重量オーバー対策まで解説します。カタール航空を利用する際には、ぜひ参考にしてください。
カタール航空機内持ち込み手荷物規定

それでは、カタール航空の機内持ち込み手荷物の規定を、一つずつ確認していきましょう。
機内持ち込みできる荷物は何個まで?
カタール航空機内には、1個のキャビンバッグ(メインの手荷物)と、1個の身の回り品の持ち込みが可能です。
「身の回り品」とは、以下のような荷物のことを指します。
機内持ち込み手荷物のサイズは何センチまで?
カタール航空では、機内持ち込み手荷物は下記のサイズに収める必要があります。
機内に持ち込める手荷物は何キロまで?
カタール航空で機内に持ち込める手荷物の重量は以下の通りです。
これ以上の重量の荷物を持ち込んだ場合、超過料金を請求される恐れがあります。もし重量が超過した場合は、中身を分散させるなどして調整しましょう。
Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスの場合
Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスでは、規定に若干の違いがあります。
エコノミークラスと同じく、重量やサイズの超過は追加料金の対象となりますので注意しましょう。
カタール航空の機内持ち込みにはサブバッグの運用が便利
エコノミークラスの機内持ち込みは、キャビンバッグ1個+身の回り品1個、合計7kgが基本です。
カタール航空の機内持ち込み時のスーツケース運用
制限7kgではスーツケースは厳しい?
カタール航空の機内持ち込み手荷物の重量は7kgに制限されており、元々重いスーツケースでは運用が難しいと感じる方もいるかもしれません。本体重量が軽いスーツケース(1.8〜2.3kgほど)を選び、持ち物を圧縮・厳選すれば7kgに収めることは可能です。もちろん、スーツケース自体が軽いことが大切です。
7kgを超えないスーツケース運用のコツ
スーツケース本体は2kg前後を目安にしましょう。なるべく重い物は身に着けることを心掛け、ジャケットを機内で着用し、ポケットに携帯電話、モバイルバッテリー、本などを入れると調整しやすくなります。
液体類は最小限にとどめ、100ml×合計1Lの基本を踏まえたうえで、シャンプーなどアメニティで対応できるものは持って行かず、現地調達を前提に削るのも有効です。
本などの紙類はデジタル化すると一気に軽くなります。
バックパックは軽くて重量オーバー回避に強い
カタール航空の持ち込み制限7kgオーバーを回避するには、1kgを切るバックパックがやはり便利です。
カタール航空機内持ち込み手荷物:禁止事項
機内への持ち込みが禁止されているもの
以下の物品は、機内持ち込みができませんので注意しましょう。
カミソリはT字型に限り持ち込み可
持ち込みの頻度が高い刃物がカミソリですが、T字カミソリや使い捨てカミソリは持ち込みが可能です。むき出しの状態のカミソリ、T字ではないカミソリ、折り畳み式のカミソリの持ち込みはできません。
リチウム電池搭載機器の持ち込みに関する規定
カタール航空では、リチウム電池搭載の電子機器やモバイルバッテリーの持ち込みについて細かい規定があります。
特に、カタール航空では160Whを超えるモバイルバッテリーは持ち込みが禁止されている点に注意が必要です。搭乗前までに、持ち込むバッテリーの容量やバッテリー搭載機器を確認しておきましょう。
| バッテリー搭載機器の種類 | Wh容量 | 機内持込み | 預け入れ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| スマホ・ノートPC内蔵のバッテリー | ~100Wh | ◯ | ◯ | 通常のスマホやPC。預け入れする際はバッテリーを抜いておくこと |
| モバイルバッテリー | ~100Wh | ◯ | × | 機内持込限定。預け入れは禁止 |
| モバイルバッテリー | 100Wh超~160Wh以下 | ◯(最大2個まで) | × | 事前申告がおすすめ |
| モバイルバッテリー | 160Wh超 | × | × | 預け入れ・機内持ち込み不可 |
| 電動車椅子(リチウム) | ~300Wh | ◯ | ◯ | 事前連絡が必要 |
| 電動車椅子(リチウム)予備電池 | 300Wh超 | × | × |
ライターの機内持ち込みについて
ライターは1人1個まで持ち込みが許可されており、必ず機内持ち込みにし、預け手荷物にしないよう注意する必要があります。ライターに関しては以下の表のように定められています。
| 種類・内容 | 機内持込(携帯) | 預け入れ荷物 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 使い捨てのガスライター | ◯(1人1個まで) | × | |
| ZIPPOなどの吸収剤(綿)が入っているオイルライター | ◯(1人1個まで) | × | |
| 吸収剤(綿)の入っていないオイルライター | × | × | 燃料漏れの観点から禁止 |
| ターボライター | × | × | 禁止 |
| 補充用ガス・オイル | × | × | 禁止 |
| 2個以上のライター | × | × |
路線によってはライターの持ち込み自体が禁止されている場合もあり、運悪く没収されることがあります。そのため、高価なライターはできるだけ持って行かないのがおすすめです。
カタール航空の預け荷物(受託手荷物)の規定
この項目では、カタール航空の受託手荷物(預け荷物)のルールを、わかりやすく解説します。
重量制適用路線(アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ)
カタール航空の日本発着の路線では重量制が採用されています。
| クラス | 無料許容量 |
|---|---|
| エコノミー | 25kg〜35kg(運賃タイプにより変動あり) |
| ビジネスクラス | 40kg |
| ファーストクラス | 50kg |
ピース制(個数制)路線(アメリカ大陸・南アメリカ大陸)
| クラス | 個数 | 重量 |
|---|---|---|
| エコノミー | 2個 | 各23kgまで |
| ビジネスクラス | 2個 | 各32kgまで |
| ファーストクラス | 2個 | 各32kgまで |
会員ステータスによる手荷物優遇あり
カタール航空のマイレージプログラム「プリビレッジクラブ」会員は、ステータスによって受託荷物の許容量が優遇されます。
| 会員ランク | 内容 |
|---|---|
| シルバー会員 | +15kg または +1個 |
| ゴールド会員 | +20kg または +1個 |
| プラチナ会員 | +25kg または +1個 |
旅行回数が多い方はマイレージプログラムに登録して、ステータスアップを目指すと、預け荷物の無料枠が増えて便利になります。
預け荷物にもサイズ制限あり
預け手荷物のサイズは、全ての荷物の長さを合わせて158cm(縦+横+高さ)以内にする必要があります。
カタール航空は機内持ち込み手荷物・預け荷物のルールに厳しい?
手荷物が規定の重量をオーバーしたままチェックインしてしまうことはよくありますが、カタール航空は手荷物の重量について厳しいのでしょうか。筆者の利用した感覚も交えてお伝えします。
カタール航空は手荷物のサイズ・重量超過には厳しい
筆者が利用したときは、サイズや重量に気を付けていたため超過はありませんでしたが、サイズも重量もしっかりと計測していました。
1kgの料金です。
ヨーロッパではありませんが、数年前に6kgオーバー(実際は10kgオーバーでしたが)で35,000円ほど請求されました。
どうしても必要な機材だったため、減らすこともできずに支払いました。
引用:Yahoo!知恵袋より
係員による荷物のチェックは確実に行われます。 超過料金はかなり高額ですので、サイズと重量を超過しないよう、しっかり気を付けて荷物を準備しましょう。
ポータブルスケールを持参しよう
行きや帰りの飛行機に乗る前に、荷物の重量を計ることをおすすめします。特に帰りの飛行機では荷物が増えることも予想されるので、ポータブルスケールを持っていきたいところです。
荷物のサイズもしっかりチェックしよう
重量だけでなく、荷物のサイズも必ずチェックしましょう。サイズ計測の際には、スーツケースのキャスター部分も含めて長さを確認しておくと安心です。
重量やサイズが超過しないためのヒント
カタール航空機内持ち込み・受託手荷物の規定:まとめ
今回の記事では、カタール航空の手荷物規定について解説しました。カタール航空の超過料金は高いため、荷物規定をしっかり理解し、うっかり無駄な費用を払うことのないよう準備を整えて、トラブルのない楽しい旅にしましょう。