カタール航空機内持ち込み・預け手荷物の規定について | わかりやすく解説

2025年7月15日

カタール航空の機内持ち込み手荷物、受諾手荷物の規定について

カタール航空(Qatar Airways)は、ドーハ国際空港を拠点とする中東の航空会社で、定評のある機内サービスと明確な手荷物ルールが特徴です。カタール航空は、JALが参加するワンワールド系の航空会社で、コードシェア便があることで知っている方もいるのではないでしょうか。

カタール航空は、路線や運賃タイプで手荷物の規定が変わるため、それを知らずに超過料金を取られてしまうケースが少なくありません。今回は、カタール航空の機内持ち込み・受託(預け入れ)手荷物の規定をはじめ、搭乗の際の注意点、重量オーバー対策まで解説します。カタール航空を利用する際には、ぜひ参考にしてください。

この記事で解説していること

  • 機内持ち込みできる荷物は何個まで?
  • 機内持ち込み手荷物のサイズは何センチまで?
  • 機内に持ち込める手荷物は何キロまで?
  • 機内にスーツケース持ち込みは難しい?
  • カタール航空機内持ち込み禁止事項
  • カタール航空の預け荷物(受託手荷物)の規定
  • 重量やサイズが超過しないためのヒント

カタール航空機内持ち込み手荷物規定

カタール航空機内持ち込み手荷物規定

それでは、カタール航空の機内持ち込み手荷物の規定を、一つずつ確認していきましょう。

機内持ち込みできる荷物は何個まで?

カタール航空機内には、1個のキャビンバッグ(メインの手荷物)と、1個の身の回り品の持ち込みが可能です。

機内持ち込みできる手荷物の個数

  • キャビンバッグ(メインの手荷物):1個
  • 身の回り品:1個

「身の回り品」とは、以下のような荷物のことを指します。

身の回り品の例

PC用バッグ、ハンドバッグ、お土産、ポーチなどの小型の持ち物のこと

機内持ち込み手荷物のサイズは何センチまで?

カタール航空では、機内持ち込み手荷物は下記のサイズに収める必要があります。

機内持ち込み手荷物の規定のサイズ

  • キャビンバッグ:50cm × 37cm × 25cm以内
  • 座席上の共用収納棚に収納できるもの

機内に持ち込める手荷物は何キロまで?

カタール航空で機内に持ち込める手荷物の重量は以下の通りです。

機内に持ち込める手荷物の重量

キャビンバッグ:7kgまで

これ以上の重量の荷物を持ち込んだ場合、超過料金を請求される恐れがあります。もし重量が超過した場合は、中身を分散させるなどして調整しましょう。

Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスの場合

Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスでは、規定に若干の違いがあります。

機内持ち込み手荷物の規定:Qスイート・ファースト

合計個数:2個まで(キャビンバッグ2個まで可)

キャビンバッグ(メインの手荷物)のサイズ:50cm × 37cm × 25cm以内

合計重量:15kgまで

エコノミークラスと同じく、重量やサイズの超過は追加料金の対象となりますので注意しましょう。

カタール航空の機内持ち込みにはサブバッグの運用が便利

エコノミークラスの機内持ち込みは、キャビンバッグ1個+身の回り品1個、合計7kgが基本です。

サブバッグ運用が便利な理由

  • 機内持ち込み規定オーバーを回避しやすい
    メインバッグの重量・寸法のチェック時に、サブバッグへ中身を分けやすくなります。
  • 座席まわりが快適になる
    サブバッグは座席の足元に置けるため、棚からバッグを下ろさずに必要なものを取り出せます。
  • 出し入れが最短になる
    パスポート、搭乗券、スマホ、イヤホン、ペンなどをサブバッグに入れておけば、税関、チェックイン、搭乗時の対応がスムーズです。
  • 防犯・紛失対策になる
    貴重品を視界内で携行でき、離席時もサブバッグだけ持ち出せば安心です。
  • 家族・同行者との分担がしやすい
    1人がメインバッグ、もう1人がサブバッグを管理するなど、役割分担がしやすくなります。

運用のポイント

  • サブバッグはメインバッグに入れられるサイズのものを選ぶ
  • サブバッグの中身は固定化する(貴重品・端末・書類など)

カタール航空の機内持ち込み時のスーツケース運用

制限7kgではスーツケースは厳しい?

カタール航空の機内持ち込み手荷物の重量は7kgに制限されており、元々重いスーツケースでは運用が難しいと感じる方もいるかもしれません。本体重量が軽いスーツケース(1.8〜2.3kgほど)を選び、持ち物を圧縮・厳選すれば7kgに収めることは可能です。もちろん、スーツケース自体が軽いことが大切です。

基本の持ち込み条件

  • 機内持ち込みは合計2個まで(キャビンバッグ1個+身の回り品1個)
  • 合計7kgまで
  • キャビンバッグは50cm × 37cm × 25cm以内が基本

小型スーツケースが合う理由

  • 空港内の長距離移動がラク
  • 腰、肩、脚の疲労が少ない
  • 中身を保護しやすい
  • セキュリティ性が高い
  • 見た目が整いやすい
  • 型崩れせず中身を守りやすい(お土産や機材にも安心)

選び方のコツ

  • 50cm × 37cm × 25cm以内のものを選ぶ
  • 静音キャスター付きだと扱いやすい
  • 本体重量が1.8〜2.5kgの軽量モデルを選ぶ
  • 拡張機能がない方が重量やサイズ管理をしやすい

7kgを超えないスーツケース運用のコツ

スーツケース本体は2kg前後を目安にしましょう。なるべく重い物は身に着けることを心掛け、ジャケットを機内で着用し、ポケットに携帯電話、モバイルバッテリー、本などを入れると調整しやすくなります。

液体類は最小限にとどめ、100ml×合計1Lの基本を踏まえたうえで、シャンプーなどアメニティで対応できるものは持って行かず、現地調達を前提に削るのも有効です。

本などの紙類はデジタル化すると一気に軽くなります。

バックパックは軽くて重量オーバー回避に強い

カタール航空の持ち込み制限7kgオーバーを回避するには、1kgを切るバックパックがやはり便利です。

機内持ち込みにバックパックが合う理由

  • 非常に軽い
  • ソフト素材で上棚に収めやすい
  • 検査時にPC・液体の出し入れが早い
  • 体に乗るので実重量以上に軽く感じやすい
  • 段差やゲートを通りやすい
  • 前掛けで防犯性を高めやすい

選びのコツ

  • 本体が800g前後の軽さを目指す
  • 開き口がフルオープンのタイプを選ぶ
  • 自立しやすいかどうかも確認する

カタール航空機内持ち込み手荷物:禁止事項

機内への持ち込みが禁止されているもの

以下の物品は、機内持ち込みができませんので注意しましょう。

機内への持ち込みが禁止されている物の例

100ml超の液体・ジェル類

爆発物・可燃性物質:花火・爆竹・クラッカー・スプレー缶

化学物質:毒物など

武器・鋭利なもの:ナイフ・カミソリ・はさみ・バット・警棒など

大容量リチウムバッテリー:160Whを超えるもの

引用:カタール航空の危険品案内

カミソリはT字型に限り持ち込み可

持ち込みの頻度が高い刃物がカミソリですが、T字カミソリや使い捨てカミソリは持ち込みが可能です。むき出しの状態のカミソリ、T字ではないカミソリ、折り畳み式のカミソリの持ち込みはできません。

リチウム電池搭載機器の持ち込みに関する規定

カタール航空では、リチウム電池搭載の電子機器やモバイルバッテリーの持ち込みについて細かい規定があります。

特に、カタール航空では160Whを超えるモバイルバッテリーは持ち込みが禁止されている点に注意が必要です。搭乗前までに、持ち込むバッテリーの容量やバッテリー搭載機器を確認しておきましょう。

バッテリー搭載機器の種類Wh容量機内持込み預け入れ備考
スマホ・ノートPC内蔵のバッテリー~100Wh通常のスマホやPC。預け入れする際はバッテリーを抜いておくこと
モバイルバッテリー~100Wh×機内持込限定。預け入れは禁止
モバイルバッテリー100Wh超~160Wh以下◯(最大2個まで)×事前申告がおすすめ
モバイルバッテリー160Wh超××預け入れ・機内持ち込み不可
電動車椅子(リチウム)~300Wh事前連絡が必要
電動車椅子(リチウム)予備電池300Wh超××

ライターの機内持ち込みについて

ライターは1人1個まで持ち込みが許可されており、必ず機内持ち込みにし、預け手荷物にしないよう注意する必要があります。ライターに関しては以下の表のように定められています。

種類・内容機内持込(携帯)預け入れ荷物備考
使い捨てのガスライター◯(1人1個まで)×
ZIPPOなどの吸収剤(綿)が入っているオイルライター◯(1人1個まで)×
吸収剤(綿)の入っていないオイルライター××燃料漏れの観点から禁止
ターボライター××禁止
補充用ガス・オイル××禁止
2個以上のライター××

路線によってはライターの持ち込み自体が禁止されている場合もあり、運悪く没収されることがあります。そのため、高価なライターはできるだけ持って行かないのがおすすめです。

カタール航空の預け荷物(受託手荷物)の規定

この項目では、カタール航空の受託手荷物(預け荷物)のルールを、わかりやすく解説します。

重量制適用路線(アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ)

カタール航空の日本発着の路線では重量制が採用されています。

クラス無料許容量
エコノミー25kg〜35kg(運賃タイプにより変動あり)
ビジネスクラス40kg
ファーストクラス50kg

補足

  • 個数制限はありません
  • 1個あたり32kgを超える荷物は預かり不可

重量制・ピース制(個数制)とは?

各航空会社の受託手荷物規定では「重量制」「ピース制(個数制)」を採用しています。重量制は荷物の個数に関係なく、荷物の総重量で預けられます。

カタール航空の中東、ヨーロッパ、日本、アジア、アフリカ、ロシアへの路線では「重量制」が採用されています。

ピース制(個数制)では預けられる荷物の個数が決まっており、個数ごとに重量制限が設けられています。ピース制は主にアメリカ大陸・南アメリカ大陸で採用されています。

ピース制(個数制)路線(アメリカ大陸・南アメリカ大陸)

クラス個数重量
エコノミー2個各23kgまで
ビジネスクラス2個各32kgまで
ファーストクラス2個各32kgまで

会員ステータスによる手荷物優遇あり

カタール航空のマイレージプログラム「プリビレッジクラブ」会員は、ステータスによって受託荷物の許容量が優遇されます。

会員ランク内容
シルバー会員+15kg または +1個
ゴールド会員+20kg または +1個
プラチナ会員+25kg または +1個

旅行回数が多い方はマイレージプログラムに登録して、ステータスアップを目指すと、預け荷物の無料枠が増えて便利になります。

預け荷物にもサイズ制限あり

預け手荷物のサイズは、全ての荷物の長さを合わせて158cm(縦+横+高さ)以内にする必要があります。

カタール航空は機内持ち込み手荷物・預け荷物のルールに厳しい?

手荷物が規定の重量をオーバーしたままチェックインしてしまうことはよくありますが、カタール航空は手荷物の重量について厳しいのでしょうか。筆者の利用した感覚も交えてお伝えします。

カタール航空は手荷物のサイズ・重量超過には厳しい

筆者が利用したときは、サイズや重量に気を付けていたため超過はありませんでしたが、サイズも重量もしっかりと計測していました。

1kgの料金です。

ヨーロッパではありませんが、数年前に6kgオーバー(実際は10kgオーバーでしたが)で35,000円ほど請求されました。

どうしても必要な機材だったため、減らすこともできずに支払いました。

引用:Yahoo!知恵袋より

係員による荷物のチェックは確実に行われます。 超過料金はかなり高額ですので、サイズと重量を超過しないよう、しっかり気を付けて荷物を準備しましょう。

ポータブルスケールを持参しよう

行きや帰りの飛行機に乗る前に、荷物の重量を計ることをおすすめします。特に帰りの飛行機では荷物が増えることも予想されるので、ポータブルスケールを持っていきたいところです。

荷物のサイズもしっかりチェックしよう

重量だけでなく、荷物のサイズも必ずチェックしましょう。サイズ計測の際には、スーツケースのキャスター部分も含めて長さを確認しておくと安心です。

重量やサイズが超過しないためのヒント

重量を超過しないためのヒント

  • 自宅で事前にサイズ・重量を確認する
  • 身の回り品のバッグに分散する
  • サイズはキャスターまで含めて計測する
  • 無料枠を把握して最大限活用する
  • 使うか迷う物は持たない
  • 荷物を計測できる環境を確保しておく

カタール航空機内持ち込み・受託手荷物の規定:まとめ

カタール航空の手荷物規定についてのまとめ

  • 機内持ち込み手荷物の重量は7kgまで
  • キャビンバッグのサイズは50cm × 37cm × 25cm以内
  • 目的地に持ち込めない物がないか確認する
  • 機内持ち込み禁止物を持っていないか確認する
  • モバイルバッテリーが160Whを超えていないか確認する
  • ライターを複数持っていないか確認する
  • 預け荷物の重量・サイズをしっかり計る
  • 荷物の重量が超過していないか、スケールで確認する
  • 予定より荷物が重い場合は、他のバッグに分散する

今回の記事では、カタール航空の手荷物規定について解説しました。カタール航空の超過料金は高いため、荷物規定をしっかり理解し、うっかり無駄な費用を払うことのないよう準備を整えて、トラブルのない楽しい旅にしましょう。

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  • この記事を書いた人

福島豊

生涯バックパッカー。FAR EAST TRADING代表。Webメディア「FlyNavi」と、北海道で宿泊施設を運営。 過去に23か国めぐり、人生の大切なことの大半を旅から学んだ経験から、 好奇心旺盛な日本人に向けて、旅のサポートとして航空会社情報や旅行グッズの紹介しています。国家資格・総合旅行業務取扱管理者保有。 「人生を豊かにするのは旅」がモットー。

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