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カタール航空機内持ち込み・預け手荷物の規定について | わかりやすく解説

カタール航空の機内持ち込み手荷物、受諾手荷物の規定について

カタール航空(Qatar Airways)は、ドーハ国際空港が拠点の中東の国カタールの航空会社で、定評のある機内サービスと、明確な手荷物ルールが特徴です。

カタール航空は、JALが参加するワンワールド系の航空会社で、コードシェア便があることで知っている方もいるのではないでしょうか?

カタール航空は路線や運賃タイプで手荷物の規定が変わるため、それを知らずに超過料金を取られてしまうケースが多々あります。

今回は、カタール航空機内持ち込み・受託(預け入れ)手荷物の規定をはじめ、搭乗の際の注意点、重量オーバー対策まで解説します。カタール航空を利用する際には、是非参考にしてくださいね。

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目次

カタール航空機内持ち込み手荷物規定

カタール航空の機内持ち込み手荷物規定

それでは、カタール航空機内持ち込み手荷物の規定を、一つずつ確認していきましょう。

航空機内持ち込みできる荷物は何個まで?

カタール航空機内には1個のキャビンバッグ(メインの手荷物)と、1個の身の回り品の持ち込みが可能です。

機内持ち込みできる手荷物の個数

キャビンバッグ(メインの手荷物):1個

身の回り品:1個

「身の回り品」とは、以下のような荷物のことを指します。

身の回り品の例

PC用バッグ、ハンドバッグ、お土産、ポーチなどの小型の持ち物のこと

機内持ち込み手荷物のサイズは何センチまで?

カタール航空では機内持ち込み手荷物は、下記のサイズに収める必要があります。

機内持ち込み手荷物の規定のサイズ

キャビンバッグ:50cm × 37cm × 25cm以内

・座席上の共用収納棚に収納ができるもの

機内に持ち込める手荷物は何キロまで?

カタール航空で機内に持ち込める手荷物の重量は以下の通りです。

機内に持ち込める手荷物の重量

キャビンバッグ:7kgまで

これ以上の重量の荷物を持ち込んだ場合、超過料金を請求される恐れがあります。もし重量が超過した場合は、中身を分散させるなどしましょう。

Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスの場合

Qスイート(ビジネスクラス)・ファーストクラスでは、規定に若干の違いがあります。

機内持ち込み手荷物の規定:Qスイート・ファースト

合計個数2個まで(キャビンバッグ2個まで可)

キャビンバッグ(メインの手荷物)のサイズ:50cm × 37cm × 25cm以内

合計重量:15kgまで

エコノミークラスと同じく、重量やサイズの超過は追加料金の対象となりますので注意しましょう。

カタール航空の機内持ち込みにはサブバッグの運用が便利

エコノミーの機内持ち込みは1個7kg、50×37×25cmが基本で、このほかに小型のハンドバッグなどのアイテムの追加が可能です。

小型のハンドバッグ(サブバッグ)は非常に便利です。是非持っていきましょう。

関連:【必携】旅行のサブバッグおすすめ11選 | バッグを選ぶポイントや活用術

サブバッグ運用が便利な理由

機内持ち込み規定オーバーを回避:
メインバッグの重量・寸法のチェック時、サブバッグに超過分を逃がすことができます。

座席まわりの快適性
サブは座席の足元に置いておけます。急な荷物の取り出し時に、棚からバッグを下す必要がないため便利。

出し入れが最短
パスポート、搭乗券、スマホ、イヤホン、ペンなどをサブに入れておけば、税関、チェックイン、搭乗時など対応がスムーズ。

防犯・紛失対策
貴重品を視界内で携行でき、離席時もサブだけ持ち出せば安心です。

家族・同行者の分業が簡単
1人がメイン管理、もう1人がサブの管理、など役割分担ができます。

運用のポイント

・サブはメインバッグに入れられるサイズのものを選ぶ

・サブの中身は固定化する(貴重品・端末・書類など)

カタール航空の機内持ち込み時のスーツケース運用

制限7kgではスーツケースは厳しい?

カタール航空の機内持ち込み手荷物の重量は7㎏に制限されており、元々重量の重いスーツケースでは運用が難しいと思う方もいるかもしれません。

重量が軽いスーツケース(1.8〜2.3kgほど)で、持ち物を圧縮、限定すれば7kgに収まります。もちろんスーツケースの元々の重量が軽いことが大切です。

Information

カタール航空のエコノミーは

・機内手荷物2個

・7kg

・50cm×37cm×25cm以内が基本

小型スーツケースが合う理由

・空港内の長距離移動がラク

・腰、肩、脚の疲労が少ない

・中身の保護

・セキュリティ性が高い

・見た目が良い

・型崩れせず中身が守られる(お土産や機材に安心)

選びのコツ

50cm×37cm×25cm以内は収納棚に素直に入る

静音キャスター

本体重量が1.8–2.5kgの軽量モデル

拡張機能が無いほうが重量やサイズ管理しやすい(拡張するとオーバーに)

7㎏を超えないスーツケースの運用のコツ

スーツケースは2kg前後を目安にします。

なるべく重い物は身に着けることを心掛け、ジャケットを機内で着用し、ポケットに携帯、モバイルバッテリー、本など、少々重いものはジャケットのポケットへ入れましょう。

液体類は最小限にとどめ、100ml×合計1Lの基本を踏まえたうえで、シャンプーなどアメニティで対応できるものは持って行かないなど、現地調達を前提で削りましょう。

本などの紙類はデジタル化すると一気に軽くなります。

関連:海外旅行用スーツケースの選び方は?注目すべきポイントを解説

バックパックは軽くて重量オーバー回避に強い

カタール航空の持ち込み制限7㎏オーバーを回避するには、1㎏を切るバックパックがやはり便利です。

関連:海外旅行のバックパックのおすすめは? | 8つの厳選のアイテムをご紹介

機内持ち込みにバックパックが合う理由

・非常に軽い

・ソフト素材で上棚に収めやすい

・検査時にPC・液体の出し入れが早い

・体に乗るので実重量以上に軽く感じる

・段差、ゲートを通りやすい

・前掛けで防犯性アップ

選びのコツ

本体が800g前後の軽さを目指す

開き口がフルオープンのタイプが使いやすい

自立しやすいかどうか

カタール航空機内持ち込み手荷物:禁止事項

機内への持ち込みが禁止されているもの

以下の物品は、機内持ち込みができませんので注意しましょう。

機内への持ち込みが禁止されている物の例

100ml超の液体・ジェル類

爆発物・可燃性物質:花火・爆竹・クラッカー・スプレー缶

化学物質:毒物など

武器・鋭利なもの:ナイフ・カミソリ・はさみ・バット・警棒等

大容量リチウムバッテリー:160kwを超える物

引用:カタール航空:https://www.turkishairlines.com/ja-jp/any-questions/restrictions/

カミソリはT字型に限り持ち込み可

持ち込みの頻度が高い刃物がカミソリですが、T字カミソリや使い捨てカミソリは持ち込みが可能です。むき出しの状態のカミソリ、T字ではないカミソリ、折り畳み式のカミソリの持ち込みはできません。

リチウム電池搭載機器の持ち込みに関する規定

カタール航空ではリチウム電池搭載の電子機器やモバイルバッテリーの持ち込みについて、細かく規定があります。

特に、カタール航空では160 kwを超えるモバイルバッテリーは持ち込みが禁止されている点には注意が必要です。搭乗前までに、持ち込むバッテリーの容量やバッテリー搭載機器を確認しておきましょう。

バッテリー搭載機器の種類Wh容量機内持込み預け入れ備考
スマホ・ノートPC内蔵のバッテリー~100Wh・通常のスマホやPC

・預け入れする際はバッテリーを抜いておくこと
モバイルバッテリー~100Wh×・機内持込限定

・預け入れは禁止
モバイルバッテリー100Whを超えるもの◯(最大2個まで)×・事前申告がおすすめ
モバイルバッテリー160Wh超××・預け入れ・機内持ち込み不可
電動車椅子(リチウム)~300Wh・事前連絡が必要
電動車椅子(リチウム)予備電池300Wh超××

ライターの機内持ち込みについて

ライターは1人一個まで持ち込みが許可されており、必ず機内持ち込みにし、預け手荷物にしないよう注意する必要があります。ライターに関しては以下の表のように定められています。

種類・内容機内持込(携帯)預け入れ荷物備考
使い捨てのガスライター◯(一人1個まで)×
ZIPPOなどの吸収剤(綿)が入っているオイルライター◯(一人1個まで)×
吸収剤(綿)の入っていないオイルライター××燃料漏れの観点から禁止
ターボライター××禁止
補充用ガス・オイル××禁止
2個以上のライター××

路線によってはライターの飛行機への持ち込み自体が禁止されている路線もあり、運悪く没収される場合があります。そのため、高価なライターは出来るだけ持って行かないのがおすすめです。

予約はカタール航空公式サイトから

カタール航空の預け荷物(受託手荷物)の規定

カタール航空の受託手荷物の規定について

この項目では、カタール航空の受託手荷物(預け荷物)のルールを、わかりやすく解説します。

重量制適用路線(アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ)

カタール航空の日本発着の路線では重量制が採用されています。

クラス無料許容量
エコノミー25kg〜35kg(運賃タイプにより変動あり)
ビジネスクラス40kg
ファーストクラス50kg
Information

・個数制限はありません

・1個あたり32kgを超える荷物は預かり不可

重量制・ピース制(個数制)とは?

各航空会社の受託手荷物規定では「重量制」「ピース制(個数制)」を採用しています。重量制は荷物の個数に関係なく、荷物の総重量で預けられます。

カタール航空の中東、ヨーロッパ、日本、アジア、アフリカ、ロシアへの路線では「重量制」が採用されています。

ピース制(個数制)では預けられる荷物の個数が決まっており、個数ごとに重量制限が設けられています。ピース制は主にアメリカ大陸・南アメリカ大陸で採用されています。

ピース制(個数制)路線(アメリカ大陸・南アメリカ大陸)

クラス個数重量
エコノミー2個各23kgまで
ビジネスクラス2個各32kgまで
ファーストクラス2個各32kgまで

会員ステータスによる手荷物優遇あり

カタール航空のマイレージプログラム「プリビレッジクラブ」会員は、ステータスによって受託荷物の許容量が優遇されます。

会員ランク内容
シルバー会員+15kg または+1個
ゴールド会員+20 kg または+1個
プラチナ会員+25kg または+1個

旅行回数が多い方はマイレージプログラムに登録して、ステータスアップを目指すと、預け荷物の無料枠が増えて便利になります。

預け荷物にもサイズ制限あり

預け手荷物のサイズは、全ての荷物の長さを合わせて158cm(縦+横+高さ)以内にする必要があります。

カタール航空の受託手荷物に最適なのはスーツケース

サイズチェック時の審査に強い

スーツケースはサイズ上限の3辺合計158cmに合わせやすいのが特徴です。

受託手荷物ルールは路線により異なりますが、1個あたり158cm以内が基準。スーツケースは形状が安定しており、メジャーの寸法に素直なのが利点です。

破損・液漏れに強い

硬めのシェルと内部の仕切りで精密機器など重要なアイテムを保護できます。飛行機に搭載する際の圧力や衝撃にも耐えやすい。

移動が楽

長い乗継や広い空港でも少ない負荷。肩・腰の疲労を貯めにくく、旅程全体の体力温存に役立ちます。

破損・液漏れに強い

硬めのシェルと内部の仕切りで精密機器など重要なアイテムを保護できます。飛行機に搭載する際の圧力や衝撃にも耐えやすい。

移動が楽

長い乗継や広い空港でも少ない負荷。肩・腰の疲労を貯めにくく、旅程全体の体力温存に役立ちます。

予約はカタール航空公式サイトから

カタール航空は機内持ち込み手荷物・預け荷物のルールに厳しい?

手荷物が規定の重量をオーバーしたまま、チェックインしてしまうことはよくありますが、カタール航空は手荷物の重量について厳しいのでしょうか?筆者の利用した感覚でお伝えします。

カタール航空は手荷物のサイズ・重量超過には厳しい

筆者が利用したときは、サイズや重量に気を付けていたため、超過はありませんでしたが、サイズも重量もしっかりと計測していました。

1kgの料金です。

ヨーロッパでは有りませんが、数年前に6kgオーバー(実際は10kgオーバーでしたが)で35,000円ほど請求されました。

どうしても必要な機材だった為、減らす事も出来ずに支払いました。

引用:Yahoo!知恵袋より

係員による荷物のチェックは確実に行われます。超過料金はかなり高額ですので、サイズと重量を超過しないよう、しっかりと気を付けて荷物の準備をしましょう。

ポータブルスケールを持参しよう

行きや帰りの飛行機に乗る前に、荷物の重量を計ることをおすすめします。特に、帰りの飛行機では荷物が増えることも予想されるので、ポータブルスケールを持っていきたいところです。

荷物のサイズもしっかりチェックしよう

重量だけでなく、荷物のサイズも必ずチェックしましょう。サイズ計測の際には、スーツケースのキャスター部分も含めて長さを計測しましょう。

重量やサイズが超過しないためのヒント

重量を超過しないためのヒント

✔ 自宅で事前にサイズ・重量を確認する

✔ 身の回り品のバッグに分散する

✔ サイズはキャスターまでの長さを計測

✔ 重量の無料枠(機内8kg、受託23kg)を最大限活用する

✔ 使用するかどうかわからない物は持たない

✔ ラウンジの利用で荷物を計測できる

カタール航空機内持ち込み・受託手荷物の規定:まとめ

カタール航空の手荷物規定についてのまとめ

・機内持ち込み手荷物の重量は7kgまで

・キャビンバッグのサイズは最大55×40×23 cmまで。

・手荷物の中に、目的地に持ち込めない物があるかを確認しましょう。

・機内に持ち込み禁止物を持ち込んでいないか確認しましょう。

・モバイルバッテリーが160kwを超えていないか確認しましょう。

・ライターを複数持っていないか確認しましょう。

・預け荷物の重量・サイズをしっかり計りましょう。

・荷物の重量が超過していないか、スケールで確認しましょう。

・予定よりも荷物が重い場合、他のバッグに分散しましょう。

今回の記事では、カタール航空の手荷物規定について解説していきました。カタール航空の超過料金は高いです。荷物規定をしっかりと理解し、うっかり無駄な費用を払うことのないように荷物の準備をし、トラブルのない楽しい旅をしましょう。

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著者の紹介:
FAR EAST TRADING代表、WEBマーケティング事業・宿泊事業を運営。20年間で23か国をビジネスや旅行で巡り、その際に得た旅行の知識、旅行関連グッズ、クレジットカードを使ってのラウンジ活用法等をサイトで発信しています。

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