飛行機のエコノミークラスを快適に過ごすには?快適に過ごす方法7選

2024年9月9日

エコノミークラスを快適に過ごす

搭乗口に向かう時の、あのワクワク感、最高ですね。新しい出会いや見知らぬ土地への期待、これから始まる冒険に胸が高鳴るものです。筆者も初めての海外旅行の時の飛行機搭乗前は、ドキドキと期待で胸いっぱいでした。

ところで、長時間のフライトは身体がきついものです。飛行機の中では、いかに楽しく、快適に過ごすかが、旅が楽しいものになるか、つらいものになるかを左右する重要なポイントになります。

飛行機という特殊な空間は、普段とはまったく違う環境です。だからこそ、その特徴をよく理解して対策を立てておくことが大切です。

今回は、エコノミークラスを快適に過ごすための方法をご紹介します。みなさんの旅がより素敵なものになるよう、少しでもお役に立てればうれしいです。

エコノミークラスが疲れる原因となる理由

エコノミークラスの座席

エコノミークラスは航空会社によってはかなり窮屈に感じることがあります。

多くの人は「エコノミーだからしょうがない」と諦めているかもしれません。私の周りにも「長時間のフライトはつらいけれど、安いから我慢するしかない」と言う人がたくさんいます。でもその制約は工夫で何とかなります

エコノミークラスにはどんな制約があるのか、具体的に見ていきましょう。

① 前の座席との間隔が狭い(シートピッチが狭い)時はどうしたら?

エコノミークラスで一番気になるのが、前の座席との間隔、いわゆるシートピッチです。

シートピッチの狭さに悩まされた経験がある方も多いのではないでしょうか。航空会社によってシートピッチは違います。多くの場合は十分なスペースがありますが、LCC(格安航空会社)の場合はそうとは限りません。

私が以前利用したLCCのシートピッチは、前の座席と膝がぶつかるほどの狭さでした。長時間この状態が続くと、体が痛くなったり疲れてしまったりすることもあります。

おすすめなのは通路側の座席です。少しでも自由に体を動かせる空間を確保できます。

もちろん、窓側に座って景色を楽しみたい方もいるでしょう。窓側席で景色を楽しむなら、2〜3時間ほどの短距離便がおすすめです。

② 狭くて食事が大変。どうすれば?

シートピッチ

機内の楽しみといえば機内食です。ただ、エコノミークラスのテーブルは航空会社にもよりますが、広げるとかなり狭く感じます。

食事中に誤って食器などを落としてしまうと、床まで手が届かず取れないこともあります。また、無理をして取ろうとすると首や肩を痛めることもあります。

エコノミークラスで食事を楽しむために、以下のことを心がけてみましょう。

  • テーブルの上を整理整頓する
  • 飲み物は先に飲んでおく
  • 落としそうなものは、あらかじめ膝の上に置いておく

③ トイレに行きにくい場合はどうする?

エコノミークラスの座席配置は横一列なので、トイレに行くのも一苦労です。

隣の人に「すみません、通してください」と言うのが申し訳なく感じますし、特に隣の人が熟睡している時はなかなか出られません。そうして、フライト中はトイレを我慢しがちになります。実際、医学的にも長時間の尿意の我慢は膀胱炎のリスクを高めます。1

そこで、エコノミークラスでのトイレ対策をいくつかご紹介します。

  • 可能な限り通路側の席を選ぶ:これが一番の解決策です
  • 定期的にトイレに行く:2時間に1回くらいのペースがおすすめです
  • 水分摂取のタイミングを考える:離陸前と着陸前は控えめにします
  • 飲酒を控える:お酒は利尿作用があります
  • 遠慮せずに声をかける:多くの人は理解してくれます

フライト中のトイレが心配な方は、これらを意識することをおすすめします。

④ リクライニング、どうやって倒す?

リクライニングしにくい

エコノミークラスの悩ましい問題の一つがリクライニングです。背もたれを倒すのが心苦しいことがありますよね。

実は、エコノミークラスのリクライニング角度はたった10度ほどですが、ほんのわずかな傾きでも、後ろの人にとっては気になることがあります。

ここで、リクライニングのマナーをご紹介します。

  • 後ろの人に一声かける:「少し倒してもよろしいですか?」の一言で印象が変わります
  • 徐々に倒す:急に倒すと驚かせてしまうので、ゆっくり倒しましょう
  • 必要なときだけ倒す:映画を見終わったら元に戻すなど、思いやりを持つことが大切です

こうしたことを心がければ、周りに配慮しながら自分もリラックスしやすくなるはずです。

⑤ 飛行機は寒いので対策を

機内は寒いことがほとんどです。

航空機内は通常21~23度に設定されていることが多いのですが、体感的には寒く感じます。なぜかというと、高度10,000メートルの外気温はマイナス50度以下であり、機体の断熱性能が高くても完全に遮断するのは難しいからです。

さらに、機内の湿度は10~20%ほどで、砂漠並みに乾燥しています。乾燥は冷えも招きます。2寒さ対策を怠ると、風邪をひいてしまうリスクもあります。せっかくの海外旅行が台無しになりかねません。

そこで、機内の寒さ対策をいくつかご紹介します。

  • 重ね着を心がける:脱ぎ着できる上着を用意しましょう
  • 膝掛けを持参する:100均で購入できるものでも十分です
  • 靴下を履き替える:厚手の靴下にすると全身が暖まりやすくなります
  • ホットドリンクを頼む:温かい飲み物で内側から温まりましょう

これらを実践すれば、寒い機内でも快適に過ごしやすくなります。

⑥ 国際線では隣の人に話しかけられることも

隣の外国人から話しかけられた経験はありませんか?

私が12時間の国際線に乗った時、隣の席に座ったのは外国人で、何度か話しかけられました。英語を話せる場合はまだ楽ですが、苦手だとかなり苦労します。

こういった時のための対策をいくつかご紹介します。

  • アイマスクとイヤホンを装着する:「睡眠中」をアピールできます
  • 本や雑誌を広げる:「忙しそう」な雰囲気を出せます
  • 丁寧だが簡潔に応答する:長話にならないようにします
  • 「日本語しか話せません」と英語で言う:そのフレーズだけ覚えておくのも手です

これらを実践すれば、緊張から逃れやすくなるかもしれません。ただ、もしかすると素敵な出会いになることもあるので、余裕があれば会話を楽しんでみるのもよいでしょう。

エコノミークラスに持っていくべき物

この項目ではエコノミークラスに搭乗するとき、持っていったほうがいいものをご紹介します。

① 長袖はどれがいい?

エコノミークラスに持っていく長袖

長袖は機内の必須アイテムです。私のおすすめは、カーディガンか薄手のパーカーです。

  • 前開きで脱ぎ着が楽:狭い座席でも素早く対応できます
  • 温度調節が可能:暑くなったら脱ぐ、寒くなったら着るといった調整がしやすいです
  • 軽くてかさばらない:荷物の重量制限にも響きにくいです

私の友人は半袖で飛行機に乗った結果、機内の寒さで風邪をひいてしまったことがあります。そうならないためにも、せめて薄手の長袖を持っていく必要があります。

ブランケットを借りるという手もありますが、航空会社によっては有料の場合もあります。エアアジアなどのLCCでは有料のことがあります。自前の長袖があれば、そうした心配も減らせます。

② 化粧道具は何を持っていく?

国際線のフライトは長時間に及ぶため、就寝前の歯磨きや洗顔などをしておくと、フライト全体を通して快適に過ごしやすくなります。

機内食を食べてそのまま寝てしまうのは、正直あまり気持ちの良いものではありませんし、虫歯になる危険もあります。

私が機内に持ち込んでいるアイテムは次のようなものです。

  • 歯ブラシ&歯磨き粉
  • 洗顔料
  • 化粧水&乳液(100ml以下のボトル)
  • リップクリーム
  • タオル

これらを用意して、なるべくいつもの生活リズムに近い状態を作るように心がけると、旅の疲れを軽減しやすくなります。目的地に到着した時も、すっきりした気分で旅を始められます。

③ 腰当てが必要な場合がある

特にLCCの場合、座席のクオリティがあまり良くないことがあります。

私がエアアジアに乗った時は、腰が痛くて眠れなかったことがあります。降りる頃には腰がかなり張っていました。長時間座っていると、知らないうちに腰を痛めてしまう可能性があります。

そこでおすすめなのが、膨らませるタイプのクッションです。これがあれば、長時間のフライトでも腰への負担を軽減できます。特に腰が弱い方は、持っていくことを強くおすすめします。

小さく畳めて、必要な時だけ膨らませて使えるので、荷物の邪魔にもなりません。

④ オフライン環境に対応できるようにしておく

エコノミークラスには機内エンターテインメントやWi-Fiが用意されていることが多く、あまり退屈しないこともあります。

しかし、LCCの場合はそのどちらもないことがほとんどです。座席前の機内誌すら置いていないこともあります。何も持っていないと、長時間のフライトが退屈で苦痛になってしまいます。

私の場合は、スマホにゲームや電子書籍をインストールしています。オフライン環境でも使えるようにしておくのがポイントです。

音楽をダウンロードしておく人や、ポータブルゲーム機を持参する人もいます。退屈しのぎのアイテムは人それぞれですが、何か楽しめるものを用意しておくことが大切です。

そうすれば、長時間のフライトでも快適に過ごしやすくなります。

⑤ 耳栓

飛行機に乗ると耳が痛くなる人がいます。

なぜ痛くなるのかというと、鼓膜の奥にたまった空気が、気圧の変化で膨らんだり縮んだりするからです。人によってはこの空気が抜けきらず、耳の中で痛みや圧迫感を感じてしまいます。

でも心配はいりません。気圧の変化で耳が痛くなる人には、専用の耳栓が有効です。この耳栓は、鼓膜の奥にたまった空気をうまく抜きやすくし、痛みや圧迫感の軽減に役立ちます。

飛行機での耳の痛みに悩まされている方は、ぜひ専用耳栓を試してみてください。快適な空の旅のために、とてもおすすめです。

⑥ ボールペンは意外と重要

機内では、着陸前に入出国書類を書く機会があります。

CAさんに言えばボールペンを貸してくれることが多いですが、LCCの場合は用意がないこともあるかもしれません。もし借りられなかった場合、隣の席の方にお願いすることになるかもしれません。

そもそも、CAさんにボールペンを借りるのは少し面倒ですし、おすすめは自分で一本持っていくことです。小さくて軽いので、荷物の邪魔にもなりません。

ボールペン一本で、入国の手続きがぐっとスムーズになります。快適な空の旅のために、持参を忘れないようにしましょう。

⑦ 水、リップクリーム、マスク

飛行機の中のマスク

飛行機内は驚くほど乾燥します。

なぜこんなに乾燥するのかというと、高高度を飛行していることに加え、空気清浄のフィルターが同時に湿気も取り除いてしまうためです。こうした環境では、喉や口の乾燥対策は必須です。

飛行機に乗る前の売店で水を買っておくと安心です。ただし、エアアジアなどのLCCでは、水をはじめ飲食物の持ち込みを禁止している航空会社もあります。

搭乗前に水の持ち込みが可能かどうか確認し、持ち込みできないのであれば、脱水症状を防ぐためにも機内で購入しましょう。

また、リップクリームも忘れずに。唇の乾燥を防いでくれる小さな味方です。そしてマスクも重要です。乾燥で喉が痛くなることもあるため、風邪予防にも役立ちます。

おわりに:快適なフライトで素敵な旅の始まりを

機内に足を踏み入れた瞬間から旅の始まりです。

飛行機に乗ることは、冒険の始まりを告げる瞬間でもあります。長時間のフライトがつらくなってしまうと、せっかくの旅行の思い出にも影を落としてしまいます。

飛行機内をいかに楽しく、快適に過ごすか。これがとても大事です。

この記事で紹介した方法を参考に、あなたなりの快適なフライトの過ごし方を見つけてください。そうすれば、さらに素晴らしい飛行機体験ができるはずです。

  1. https://www.jata-net.or.jp/jatacomi/1209/igaku.htm ↩︎
  2. https://online.naturesway.jp/column/naturesway/91180/ ↩︎

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  • この記事を書いた人

福島豊

生涯バックパッカー。FAR EAST TRADING代表。Webメディア「FlyNavi」と、北海道で宿泊施設を運営。 過去に23か国めぐり、人生の大切なことの大半を旅から学んだ経験から、 好奇心旺盛な日本人に向けて、旅のサポートとして航空会社情報や旅行グッズの紹介しています。国家資格・総合旅行業務取扱管理者保有。 「人生を豊かにするのは旅」がモットー。

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