カタール航空(Qatar Airways)は、ドーハを拠点とする航空会社で、ワンワールド加盟航空会社としても知られています。日本発着でも利用する方が多く、ヨーロッパや中東、アフリカ方面への乗り継ぎで使う方も多い航空会社です。
一方で、カタール航空の手荷物ルールは、路線や運賃タイプによって違いがあります。知らないまま空港へ行くと、機内持ち込みで止められたり、預け荷物の超過料金が発生したりすることがあります。
この記事では、カタール航空の機内持ち込み手荷物、預け荷物、持ち込み禁止品、モバイルバッテリーの扱い、重量オーバーを避けるコツまでわかりやすく整理しました。
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カタール航空の機内持ち込み手荷物規定

それでは、カタール航空の機内持ち込み手荷物の規定を一つずつ確認していきましょう。カタール航空では、クラスによって持ち込める個数と重さが違います。
機内持ち込みできる荷物は何個まで?
エコノミークラスの機内持ち込みは、キャビンバッグ1個+身の回り品1個です。メインバッグとは別に、足元に置ける小さめのサブバッグを用意しておくとかなり便利です。1
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特に長距離便では、イヤホン、充電ケーブル、ボールペン、薬、アイマスクなどをサブバッグへまとめておくとかなり快適です。
機内持ち込み手荷物のサイズは何センチまで?
カタール航空では、機内持ち込み手荷物は下記のサイズに収める必要があります。
キャスターや持ち手を含めてこのサイズ内に収める必要があります。見た目は小さく見えても、ソフトバッグは膨らみやすいため、荷物を詰め込みすぎると規定オーバーになりやすいです。
機内に持ち込める手荷物は何キロまで?
エコノミークラスのキャビンバッグは7kgまでです。バッグ本体の重さも含まれるため、ハードケースや重いバッグを使う場合は注意したいところです。
できればキャビンバッグは、荷物そのものの重さだけでなく、バッグ自体の重さにも気をつけたいところです。できるだけ荷物を軽くまとめたい方は、バッグ本体が軽量なスーツケースやバックパックを選んでおくと、重量制限に余裕を持たせやすくなります。
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ビジネスクラス・ファーストクラスの場合
ビジネスクラスとファーストクラスでは、機内持ち込みは2個まで、重さは合計15kgまでです。サイズはエコノミークラスと同じく、各バッグとも50cm × 37cm × 25cm以内です。
カタール航空の機内持ち込み時のスーツケース運用
制限7kgではスーツケースは厳しい?
カタール航空のエコノミークラスでは機内持ち込みが7kgまでなので、重いスーツケースだとかなり不利です。ですが、軽量タイプの小型スーツケースであれば、荷物を厳選することで十分対応できます。
ただ、荷物を詰め込みすぎると、サイズだけでなく重量も超えやすくなります。軽量バックパックやボストンバッグのほうが軽量のため、荷物を詰めやすい特徴があります。
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カタール航空の預け荷物(受託手荷物)の規定
受託手荷物は、路線と運賃タイプによってルールが変わります。
日本路線など「アメリカ・アフリカ以外」は重量制
日本発着を含む、アメリカ・アフリカ以外の多くの路線では重量制です。エコノミークラスの無料受託手荷物は、運賃タイプごとに20kg / 25kg / 30kg / 35kgに分かれています。ビジネスクラスは40kg、ファーストクラスは50kgです。2
| クラス・運賃タイプ | 無料受託手荷物 |
|---|---|
| Economy Lite | 20kg |
| Economy Classic | 25kg |
| Economy Convenience | 30kg |
| Economy Comfort | 35kg |
| Business(各運賃) | 40kg |
| First | 50kg |
重量制では、荷物の個数に上限はありませんが、総重量の範囲内に収める必要があります。ただし、1個あたり32kg超の荷物は預けられません。
アフリカ・アメリカ方面は個数制
アフリカまたはアメリカ方面の便では、受託手荷物は個数制になります。エコノミークラスでは、運賃タイプによって1個または2個、それぞれ1個あたり23kgまでです。ビジネスクラスとファーストクラスは2個まで・各32kgまでです。
| クラス・運賃タイプ | 無料受託手荷物 |
|---|---|
| Economy Lite | 1個まで・各23kg |
| Economy Classic / Convenience / Comfort | 2個まで・各23kg |
| Business | 2個まで・各32kg |
| First | 2個まで・各32kg |
日本からドーハ乗り継ぎでアメリカ方面へ行く場合は、この個数制が関わることがあります。予約内容によって許容量が変わるため、最終区間も含めて確認しておきましょう。
預け荷物のサイズ制限
受託手荷物のサイズ制限も、路線で少し違います。
アフリカ・アメリカ方面は1個あたり3辺合計158cm以内、それ以外の重量制路線では1個あたり3辺合計300cm以内が上限です。いずれも、32kgを超える1個の荷物は不可です。
液体類・ライター・バッテリー類のルール
以下の持ち込み品には制限または持ち込みの禁止がされます。3
液体類は100ml以下の容器に入れる
機内持ち込みの液体類、ジェル、ペースト、エアゾールは、1容器100ml以下である必要があります。
さらに、それらは20cm × 20cm以内の透明で再封可能な袋にまとめ、保安検査で別に提示します。100mlを超える容器は、中身が少なくても持ち込めません。
モバイルバッテリーは2個まで・100Wh以下が基本
カタール航空では、モバイルバッテリーは1人2個までです。さらに、1個あたり100Whを超えるモバイルバッテリーは持ち込めません。また、モバイルバッテリーは預け荷物には入れられず、機内持ち込みのみです。
加えて、モバイルバッテリー自体を機内で充電することは禁止されています。スマートフォンなどを充電するために使う場合も、手元管理が前提で、上の棚に入れたままの使用はできません。
予備のリチウム電池はどうなる?
モバイルバッテリーとは別に、予備のリチウムイオン電池は20個まで持ち込めます。通常の予備電池は100Wh以下が基本で、100Wh超〜160Wh以下の予備電池は最大2個まで・事前承認が必要です。
ライターは「ポケットに1個」が基本
ライターは、小型のもの1個までを身につけて携帯する場合のみ許可されています。手荷物バッグの中や預け荷物の中には入れられません。ターボライター、ブルーフレームライター、シガーライター、燃料補充用オイルやガスは不可です。
カタール航空は手荷物ルールに厳しい?
カタール航空は、手荷物ルールが極端に厳しいというわけではありませんが、サイズと重量はきちんと見られる航空会社と考えておいたほうがいいです。特に、機内持ち込み7kgは間違えやすい部分です(他社が10㎏のことが多いため)。
また、追加手荷物は出発前にオンラインで購入でき、空港より安く済むことがあります。追加手荷物の事前購入は出発6時間前まで可能です。ただし、コードシェア便や他社運航便では同じ扱いにならないことがあります。
カタール航空の手荷物規定まとめ
カタール航空は、ドーハ乗り継ぎで使う方も多く、長距離旅行で利用しやすい航空会社です。一方で、手荷物ルールを知らないまま空港へ行くと、思わぬ追加料金や手続きが発生します。
大切なのは、機内持ち込み7kg、路線と運賃タイプで変わる受託手荷物、そしてモバイルバッテリーは2個まで・100Wh以下という点です。この部分を押さえておくだけでも、かなりトラブルを防げます。出発前に自分の予約内容や運賃プラン、持っていく荷物の重量・サイズを測ること、これらを確認しておくと安心です。