飛行機のエコノミークラスを快適に過ごすには?快適に過ごす方法7選
搭乗口に向かう時のあのワクワク感、みなさんも経験したことがありますよね。
新しい出会いへの期待、見知らぬ土地への好奇心。これから始まる冒険に、胸が高鳴ります。
私が初めて海外旅行に行った時、飛行機に乗る前からすでに興奮状態で、搭乗券を手にドキドキしていたのを今でも鮮明に覚えています。
でも、長時間のフライトは正直キツイもの。
いかに楽しく、快適に過ごすかが、旅の成功を左右する重要なポイントです。
飛行機という特殊な空間。普段とは全然違う環境だからこそ、その特徴をよく理解して対策を立てておくことが大切です。
今回は、エコノミークラスを快適に過ごすための方法を、私の失敗談や成功体験を交えながらご紹介し、みなさんの旅がより素敵なものになるようサポートしていきます。
目次
エコノミークラスが疲れる原因となる理由
エコノミークラスは素晴らしいサービスです。
ただ、航空会社によっては、エコノミークラスはものすごく窮屈です。
多くの人が「エコノミーだからしょうがない」と諦めているような気がしますし、私の周りにも「長時間のフライトは辛いけど、安いから我慢するしかない」と言う人がたくさんいます。
でもその制約、実は知恵と工夫で乗り越えられるかもしれません。
では、エコノミークラスにはどんな制約があるのか、具体的に見ていきましょう。
これらを知ることで、あなたの空の旅が快適になるかもしれません。
①前の座席との間隔が狭い(シートピッチが狭い)時はどうしたら?
エコノミークラスで一番気になるのが、「前の座席との間隔(シートピッチ)」です。
シートピッチの狭さに泣く経験、みなさんもありませんか?
航空会社によってシートピッチは違います。
多くの場合は十分なスペースがありますが、LCC(格安航空会社)の場合はそうとは限りません。
私が以前利用したLCCのシートピッチは、前の座席と膝がぶつかるほどの狭さでした。
長時間この状態が続くと、体が痛くなったり疲れてしまったりすることも。
おすすめなのが通路側の座席です。少しでも自由に体を動かせる空間を確保できます。
でも窓側に座って外を見たいという方もいるでしょう。窓側席で景色を楽しむなら、2~3時間の短距離便がおすすめです。
私の経験上、長距離フライトは「快適さ>景色」です。
素敵な旅の始まりが、疲労困憊では台無しです。
②狭くて食事が大変。どうすれば?
機内の楽しみといえば機内食です。
ただ、エコノミークラスのテーブルは航空会社にもよりますが、テーブルを広げるとかなり狭くなります。
食事中に誤って食器などを落としてしまうと、床まで手が届かず取れないことも。
また、無理をして取ろうとすると首と肩を痛めます。
エコノミークラスで食事を楽しむために、以下のことを心がけてみましょう。
・テーブルの上を整理整頓する
・飲み物は先に飲んでおく
・落としそうなものは、予め膝の上に置いておく
こうすれば、機内食の時間をストレスフリーで楽しめるはずです。
③トイレに行きにくい場合はどうする?
エコノミークラスの座席配置は横一列なため、トイレに行くのは一苦労です。
隣の人に「すみません、通してください」と言うのが申し訳ないですし、特に、隣の人が熟睡している時はなかなか出られません。
そうしてフライト中はトイレを我慢しがちになります。
実際、医学的に長時間の尿意我慢は膀胱炎のリスクを高めます。
私の友人も、トイレを我慢しすぎて旅行先で膀胱炎になったことがあります。
そこで、エコノミークラスでのトイレ対策をいくつかご紹介します。
可能な限り通路側の席を選ぶ:これが一番の解決策です。
定期的にトイレに行く:2時間に1回くらいのペースがおすすめ。
水分摂取のタイミングを考える:離陸前と着陸前は控えめに。
飲酒を控える:お酒は利尿作用があります。
遠慮せずに声をかける:多くの人は理解してくれます。
フライト中のトイレが心配な方は、これらを意識することをおすすめします。
④リクライニング、どうやって倒す?
エコノミークラスの悩ましい問題の一つがリクライニングです。
背もたれを倒すのが心苦しいことがありますね。
実は、エコノミークラスのリクライニング角度たった10度程ですが、
ほんのわずかな傾きでも、その小さな角度が後ろの人にとっては問題になることも。
ここで、リクライニングのマナーをご紹介します:
後ろの人に一声かける:「少し倒してもよろしいですか?」の一言で印象が変わります。
徐々に倒す:急に倒すと驚かせてしまいます。ゆっくりと倒しましょう。
必要なときだけ倒す:映画を見終わったら、元に戻すのが礼儀です。
思いやりの心を持って、これらを心がければ、周りに迷惑をかけずにリラックスできるはずです。
⑤飛行機は寒いので対策を
機内は寒いことがほとんどです。
実は、航空機内は通常21~23度に設定されていますが、これは体感的に寒く感じます。
なぜかと言うと、高度10,000メートルの外気温はマイナス50度以下であり、機体の断熱性能が高くても、完全に遮断するのは難しいのです。
さらに、機内の湿度は10~20%で、砂漠並みの乾燥状態であり、乾燥が冷えを招きます。
寒さ対策を怠ると、風邪を引いてしまうリスクも。
せっかくの海外旅行が台無しになりかねません。
そこで、機内の寒さ対策をいくつかご紹介します。
重ね着を心がける:脱ぎ着できる上着を用意しましょう。
膝掛けを持参する:100均で購入できるものでもOK。
靴下を履き替える:厚手の靴下に履き替えると、全身が暖まります。
ホットドリンクを頼む:温かい飲み物で内側から温まりましょう。
これらを実践すれば、寒い機内でも快適に過ごせるはずです。
⑥国際線では隣の人に話かけられることも
隣の外国人から話しかけられた経験はありませんか?
私が12時間の国際線に乗った時、隣の席に座ったのは外国人で、何度か話しかけられました。
英語を話せる場合はまだ楽ですが、苦手だととても苦労します。
こういった時のための、いくつかの対策を紹介します。
アイマスクとイヤホンを装着する:「睡眠中」をアピール。
本や雑誌を広げる:「忙しそう」な雰囲気を醸し出す。
丁寧だが簡潔に応答する:長話にならないようにします。
「日本語しか話せません」と英語で言う:そのフレーズだけ覚えておきましょう。
これらを実践すれば緊張から逃れられるかも?
でも、もしかしたら素敵な出会いかもしれないので、勇気を出して会話を楽しんでみるのも良いかもしれません。
エコノミークラスに持っていくべき物
①長袖はどれがいい?
長袖は機内の必須アイテムです。
私のイチオシは、カーディガンか薄手のパーカー。
前開きで脱ぎ着が楽:狭い座席でも素早く対応できます。
温度調節が可能:暑くなったら脱ぐ、寒くなったら着る。
軽くてかさばらない:荷物の重量制限に悩まされることがありません。
私の友人は半袖で飛行機に乗った結果、機内の寒さのために風邪をひいてしまったことがあります。
そうならないためにも、せめて薄手の長袖を持っていく必要があります。
ブランケットを借りるという手もありますが、航空会社によっては有料の場合もあります(エアアジアなどLCCの場合は有料)。
寒さを感じた場合に、自前の長袖があれば、ブランケットを借りる心配もありません。
②化粧道具は何を持っていく?
国際線のフライトは長時間に及ぶため、就寝前の歯磨きや洗顔などをしておくと、フライト全体を通じて快適に過ごせます。
機内食を食べてそのまま寝てしまうのは、正直あまり気持ちの良いものではありませんし、虫歯になる危険もあります。
私が使っている機内持ち込み化粧品をご紹介します。
・歯ブラシ&歯磨き粉
・洗顔料
・化粧水&乳液(100ml以下のボトル)
・リップクリーム
・タオル
これらを用意して、なるべくいつもの生活リズムを取るように心がけると、旅の疲れを軽減できます。
化粧道具を上手に活用することで、長時間のフライトでも快適に過ごせます。
そして何より、目的地に到着した時にスッキリとした気分で旅を始められます。
③腰当てが必要な場合がある
特にLCCの場合、座席のクオリティがあまり良くないことがあります。
私がエアアジアに乗った時は、腰が痛くて眠れなかったことがあります。降りる頃には腰がパンパンにもなりました。
長時間座っていると、知らず知らずのうちに腰を痛めてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが、膨らませるタイプのクッションです。これさえあれば、長時間のフライトでも腰への負担を軽減できます。
特に腰が弱い方は、このクッションを持っていくことを強くおすすめします。
小さく畳めて、必要な時だけ膨らませて使えるので、荷物の邪魔にもなりません。
④オフライン環境に対応できるようにしておく
エコノミークラスには機内エンターテインメントやWi-Fiが用意されていることが多く、あまり退屈することはありません。
しかし、LCCの場合はそのどちらもないことがほとんどです。
座席前の機内誌すら置いていないこともあります。
LCCの場合は、何も持っていないと、長時間のフライトが退屈で苦痛になってしまいます。
私の場合、スマホにゲームや電子書籍をインストールしています。オフライン環境でも使えるようにしておくのがポイントです。
音楽をダウンロードしておく人や、ポータブルゲーム機を持参する人もいます。
退屈しのぎのアイテムは人それぞれですが、何か楽しめるものを用意しておくことが大切です。
そうすれば、長時間のフライトでも快適に過ごせるはずです。
⑤耳栓
飛行機に乗ると耳が痛くなる人がいます。
なぜ痛くなるのかというと、それは鼓膜の奥にたまった空気が、気圧の変化で膨らんだり縮んだりするからです。
ある人はこの空気が抜けきらず、耳の中で痛みや圧迫感を感じてしまいます。
でも心配いりません。気圧の変化で耳が痛くなる人には、専用の耳栓が有効です。
この耳栓は、鼓膜の奥に溜った空気を上手に抜いてくれて、痛みや圧迫感を解消してくれます。
飛行機での耳の痛みに悩まされている方は、ぜひ専用耳栓を試してみてください。
快適な空の旅のために、とてもおすすめです。
⑥ボールペンは意外と重要
機内では着陸前に入出国書類を書く機会があります。
CAさんに言えばボールペンをくれることが多いですが、LCCの場合はくれないこともあるかもしれません。
もしボールペンをくれなかった場合、隣の席の方に借りることになるかもしれません。
そもそも、CAさんにボールペンを借りるのは、なんだか少し面倒くさいので、おすすめは、自分で一本持っていくこと。小さくて軽いので、荷物の邪魔にもなりません。
ボールペン一本で、入国の手続きがスムーズになります。快適な空の旅のために、ボールペンの持参をお忘れなく。
⑦水、リップクリーム、マスク
飛行機内は驚くほど乾燥します。
なぜこんなに乾燥するのか?それには理由がいくつかあります。
・高度を飛行しているため
・空気清浄のフィルターが同時に湿気も取り除いてしまうため
こうした環境では、喉や口の対策は必須です。
飛行機に乗る前の売店で水を買っておきましょう。
ただし、エアアジアなどのLCCでは、水をはじめ飲食物の持ち込みを禁止している航空会社もあります。
搭乗前に水の持ち込みが可能かどうか確認し、持ち込みできないのであれば、脱水症状にならないためにも機内で買いましょう。
また、リップクリームも忘れずに。唇の乾燥を防いでくれる、小さな味方です。
そして、マスクも重要。乾燥で喉が痛くなることもあるので、マスクがあれば風邪予防にも役立ちます。
おわりに:快適なフライトで素敵な旅の始まりを
機内に足を踏み入れた瞬間から旅の始まり。
飛行機に乗ることは、冒険の始まりを告げる瞬間です。
長時間のフライトが辛くなってしまうと、せっかくの旅行の思い出に影を落とします。
飛行機内をいかに楽しく、快適に過ごすか。これがとても大事です。
この記事で紹介した方法を参考に、あなたなりの快適フライトの方法を見つけてください。
そうすれば、更に素晴らしい飛行機体験ができるはずです。
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FAR EAST TRADING代表、輸入販売業・宿泊事業を運営。国家資格:総合旅行業務取扱管理者保有。北海道丁主催、北海道応援団会議メンバー。20年間で23か国をビジネスや旅行で巡る。英語でのコミュニケーションが可能。旅の経験と輸入の知識を元に、ブログでの情報発信やユニークな商品を日本に紹介しています。
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