初めての海外旅行の不安の解消法!言葉、治安、病気etcにどう対応する?
海外旅行が初めての人にとって、初の海外はこれ以上ないくらい楽しみで、その反面、これ以上ないくらい不安なものです。
人は未知のことが怖いですし、それが日本とは環境が全く異なる外国となれば、その怖さたるやです。
私が初めて一人で外国に足を踏み入れたのは大学生のころで、
これから起こることの期待に胸を膨らませつつも、とにかく色々と不安でした。
何がというと、経験したことが無いから、わからないのです。
そこで今回は、私が初めて海外に行ったときに感じた不安と、それに対して筆者が取った対処法について、ご紹介します。
目次
1.海外旅行で一番の不安は”言葉”
やはり海外旅行で一番の不安の要素は「言葉」です。
「言葉」は初めての人だけでなく、海外旅行に行く全ての人の問題です。
19歳の学生とき、初めて一人で海外旅行に行った私は、
人とどうやって関わったらいいのかわからない、少年の気持ちがまだまだ抜けきらない、非常にシャイな青年でした。
日本でも、自分の言いたいことを伝えることが難しいのに、それが海外ともなるとその難しさは数十倍です。
筆者はシャイではありましたが、若者特有の「なんとかなる」精神は持っており、その精神で勇んでイギリスに渡ったものの、
言葉が全く通じず、そのことが非常に恥ずかしくなり、「自分はきっとすべてのイギリス人にバカだと思われているんじゃないか」と思い込み、
約20日間、ほとんど人と会話せずに旅を終えました。
素直な気持ちで伝えようとすることが、言葉の問題を克服する
注文を取られるのも怖いため、レストランにも行けなかった私は、ほとんどの食事をスーパーで買ったチョコレートやパンで済ませていたため、ゲッソリ痩せてしまい、
健康状態が悪くなり、顔に吹き出物が出て、気持ちも落ち込んでしまい、何故イギリスにいるのかさえわからなくなってしまいました。
問題の原因はやはり、言語が苦手だったことと、伝えようとする気持ちが不十分だったこと。
そして私特有の、うぬぼれと自尊心です。
言葉は不自由なのは、ある程度仕方がないことです。
世界には英語を母国語、第二言語としておらず、カタコト英語か全く話せない人は、およそ80%いますし、
英語が話せないことは何ら恥ずかしいことではありません。
なのに私は、英語を話せないことを恥じるばかりか、伝えようとする努力を怠り、内に籠っていました。
これは「自分こそ一番」というおごりに他なりません。
努力と言いましたが、英語をカタコトでも伝えようとすることは、別に努力することでも、苦労することでもありません。
素直な気持ちで、相手のことを想って伝えれば、それは辛いとは感じないのです。
全ての人は言葉が違っても共感し合える
それに言語が違っても、なんとか伝えようとすると、相手には何パーセントか伝わるのです。
英語しかわからない人に、日本語だけで話しかけてみると、なぜか通じたりします。
「ありがとう」と「Thank you」は言葉は違いますが、言いたいことは一緒です。
「これを食べたい」と「I wanna have this」も、言葉は違っていても、言いたいことは同じです。
地球上に住む全ての人々は、言葉は違っていても、みんな喜び、怒り、悲しみ、楽しむ共通の感覚を持っています。みんな同じ人間です。
コミュニケーションでつまずく人は、「俺は特別だ」と考え、「みんな共感しあえる」という気持ちを持っていないことです。
自分は特別であるという感情を捨て、いち人間として語りかけましょう。
ただ、多少は言葉を勉強していきましょう。
2.治安への不安
確かに治安は不安要素の一つではあります。
治安が悪いと噂の街は、雰囲気もどんよりしていて、いきなり脇道から誰かが襲ってきそうな雰囲気があります。
私はヨーロッパでニセ警官に遭遇したことがあります。
最初に「警察です」と手帳を見せられ、それから「この辺でスキミングが多発している」と。
それから「クレジットカードと暗証番号を教えなさい」と言われ、
その時はいきなりだったので、その時は、自分のカードに何かあったのかと思いましたが、すかさず「おかしい」と考え直し、
「あなたたちニセ警官だろ」と逆に聞き返し、それに驚いたのかニセ警官は何も言わずその場から去っていきました。
トラブルに巻き込まれるのは油断しているとき
自分に危険が降りかかってくる時というのは、油断している時や、想像の外のことが起こった時です。
そして、そういう時は、自分の置かれている状況を瞬時に判断できないものです。
ですが、疑わしい場合は冷静に自分を客観視し、落ち着いて判断を下しましょう。
流れに身を任せると犯罪に巻き込まれることがあります。
海外でトラブルに巻き込まれるときというのは、オレオレ詐欺に引っかかるのに似ています。
そして、夜は危ないと言われている所を旅行する場合は、夜は出歩かないようにしましょう。
無茶をしないで、言うとおりにすることも冷静な判断の一つだと思います。
外務省の海外安全ホームページで、渡航先の最新の治安情報をチェックするのも忘れずに。
3.食事への不安
日本とは全く違う食文化に出会えるのが海外旅行の醍醐味ですが、
実際、日本と同じ衛生観念をそのまま海外に持ち込んで、いけない物を食べてお腹を壊してしまうということも。
筆者は一度、インドでうっかり生水を飲んでしまい、数日間お腹を下し続けた、ということがあります。
生水を飲んだというよりも、飲んだ物に生水が使われていたのです。
ラッシーを美味しそうに飲んでいる人を見て、「じゃあ飲んでも大丈夫だ」と考えるのは無理のないことです。
まさかあのラッシーが、腹痛の原因になるとは思いもしませんでした。
常に腹痛は覚悟すること
旅行しているのは海外であり、日本ではないということを常に意識しましょう。
お店で買ったミネラルウォーターでも、それが本当に良い水だとは限りません。
実際、買った水が良くなかったという例も聞いたことがあります。
全部が全部、避けられるとは限らず、お腹を壊してもしょうがないこともあると、腹をくくりましょう。
いつお腹を壊しても対処できるように、海外旅行の時には必ず胃薬や胃腸薬を持っていくようにしましょう。
現地では手に入りにくいこともあるので、持って行ったほうが、とても安心します。
料理が口に合わないときは
現地の料理が口に合わないということも考えられます。
人によっては料理が口に合わないと、泣きたくなるほど辛いという人もいます。
確かに私も、最初、タイ料理が口に合わず、外を歩いているだけでナンプラーの臭いを感じてしまうのが辛く、「もうタイは嫌だ」となってしまいました。
そんな私は、なぜか今はタイ料理が大好きになってしまったのですが、慣れない食事が辛いのはとても理解できます。
もし現地の料理が全然ダメで、どうしても耐えられないときは、マクドナルドや現地のスーパーでパンを買ったりすると、とりあえず助かります。
4.病気やケガへの不安
海外での病気や怪我は一番避けたいところです。
幸い私は、現地で大きな病気に罹ったことはなく、病気に罹ってもなんとか治っていますし、そこまで大きなケガも経験したことはありません。
私が旅の最中に出会った人の中には、デング熱やマラリアになってしまった人がおり、その人達の辛い闘病の話を聞くと、絶対に旅先で病気になりたくはありません。
海外旅行保険と薬は超重要
やはり、海外旅行保険に入るのは重要だと思います。
海外で病院にかかると何万円も請求されてしまうので、保険は入っておいても良い、というか入らないと後で後悔するでしょう。
高額な医療費を請求されないためにも、必ず保険は入っておきましょう。
>【2024年版】バックパッカーの必需品30選 楽しく長期旅行するグッズとは
そして、感染症の危険があるところへ渡航する予定の人は、必ず予防接種をしていくことが大事です。
また、現地では薬が簡単に手に入らないこともあるので、薬は多めに持参していきましょう。
5.交通手段への不安
今まで私は、さんざん移動手段でミスをしてきました。特に飛行機。
飛行機の時間に遅れて乗れなかったり、搭乗時刻に遅れて注意されたり、
チェックイン制限時間に間に合いそうもなくて、真夏の屋外をバックパックを背負って全速力で走ったり、
私は交通手段に関しては運がなく、こういうことが多々起こるので、いつも気を付けています。
4時間前に着いておく
飛行機、バス、電車など、交通手段にはトラブルが付きものです。
なぜなら、何かが起こっても、自分ではどうにもできないからです。
私の場合よく起こるのが、飛行機が遅延して、次の乗り換えの飛行機に間に合わない、というものですが、
これは自分の力ではどうしようもありません。
だから、自分でできることと言えば、とにかく早く行動することです。
空港に着いておく時間は、国際線では2時間前と言われていますが、私は4時間前には着けるように心がけています。
これは、空港に向かうタクシーが渋滞で進まなかったりとか、電車の遅れなどに対応するためです。
海外では交通機関の遅れのせいで、飛行機に乗り遅れるということが良くあります。
そういうことに巻き込まれないためにも、2時間と言わず、4時間前に着けるよう行動しておくと、トラブルが起こっても回避できます。
6.お金の問題
海外旅行では、お金に関する不安は大きいものです。
いくら持っていけばいいのか?両替はどうすればいいのか?クレジットカードは使えるのか?
もしお金を盗まれたらどうすればいいのか?
お金を紛失した時、紛失しないための対処法
もしお金を全て無くしたら、万事休すです。
お金を全て紛失したら、まず助けを求めて、大使館に駆け込む必要がありますが、大使館の無い街にいる場合はどうしたら?
そうなるとあの手この手を使って、日本にいる知り合いや政府関係者にコンタクトを取り、なんとかお金を送金してもらう必要があるでしょう。
そうならないためにも、私のおすすめは、多額の現金がある場合には、海外対応のキャッシュカードに事前に入れておき、
クレジットカードは2枚ほど持っていき、紛失時に備えて連絡先を控えておく。
財布を紛失したときのために、現金を最低1か所に分散しておく。
これをしておけば大丈夫です。
初めての旅行には不安がつきもの
海外旅行には不安がつきものです。
ですが、不安を怖がっていては先に進めません。
不安を乗り越えた先に必ずある素晴らしい体験は、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
未知の文化との出会い。
心温まる人々との交流。
自分の世界が広がる瞬間。
こんな素晴らしい経験が、あなたを待っています。
筆者も最初の海外旅行は不安だらけでしたが、一歩踏み出してみると、ほとんど何とかなります。
そして、旅を重ねるごとに新しい世界や新しい自分に出会え、世界が広がっていくのを感じました。
あなたも、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?
きっと、かけがえのない思い出と、新しい自分との出会いが待っているはずです。
関連情報
Your Style, Your History
バイヤー買付Tシャツのお店
「FAR EAST TRADING」では世界各地から集めた、アーティスト、ムービー、アートTシャツを販売しています。
男女を問わず、10代からご年配の方まで、Tシャツを通じて、自分のお気に入りのカルチャーを身に纏い、自分らしさを表現したいすべての方々に、こだわりの一着をお届けします。
著者及びブログの紹介:
FAR EAST TRADING代表、輸入販売業・宿泊事業を運営。国家資格:総合旅行業務取扱管理者保有。北海道丁主催、北海道応援団会議メンバー。20年間で23か国をビジネスや旅行で巡る。英語でのコミュニケーションが可能。旅の経験と輸入の知識を元に、ブログでの情報発信やユニークな商品を日本に紹介しています。
お問合せ | お問い合わせはコンタクトフォームよりお願いいたします |
---|