飛行機に乗るとき、「身の回り品ってどこまで含まれるの?」「リュックやトートバッグ、PCバッグ、お土産袋は別に持っていいんだろうか?」といったことが気になる方は多いかと思います。それは、荷物の数え方は感覚で考えてしまいやすいためで、これが空港であわてる原因にもなりがちです。
この記事では、飛行機の「身の回り品」がどこまでを指すのかを整理しています。リュック・トート・PCバッグ・お土産袋の考え方をまとめ、ANA・JAL・Peach・ジェットスターといった航空会社の公式情報も踏まえて見ていきましょう。
飛行機の「身の回り品」とは?

まず押さえておきたいのは、身の回り品とは「前の座席の下に収まる程度の小さめの荷物」として考えるとわかりやすい、という点です。定期航空協会が公表したガイドラインには、ハンドバッグやショルダーバッグなどの身の回り品は、前の座席の下に収納できる大きさの範囲内とされています。1
一方で、機内持ち込み手荷物は、頭上の収納棚に入れることを想定した荷物です。多くの航空会社では、身の回り品1個+手荷物1個の合計2個まで(エコノミークラスの場合)という形で規定がされており、さらに総重量の条件もあります。ANAとJALは合計10kgまで、Peachとジェットスターは合計7kgまでが機内持ち込みの基本です。2
リュック・トート・PCバッグ・お土産袋はどこまでOK?
次に、考えられる身の回り品がOKなのかどうか、見ていきたいと思います。
リュックは大きさで見方が変わる
リュックは「リュックだから身の回り品ではない」と決まっているわけではありません。
バッグがリュックでも、小さめで、前の座席の下に収まるサイズならOKです。反対に旅行用の大きめのリュックは、頭上の棚に入れる手荷物として見られやすくなります。つまり、収納棚に入るサイズのリュックは身の回り品とはなりにくいです。3
関連記事:スーツケース+リュックの機内持ち込みはOK?ルール徹底ガイド
トートバッグは身の回り品として扱われやすい
トートバッグも、前の座席の下に入る大きさであれば、身の回り品として見てもらいやすい荷物です。
ただし、マチが広く、荷物を詰め込みすぎて膨らんでいる場合は別で、見た目はトートバッグでも、サイズや収まり方によっては身の回り品として扱いにくくなることがあります。
関連記事:【必携】旅行のサブバッグおすすめ11選 | バッグを選ぶポイントや活用術
PCバッグも「薄さ」と「収まり方」が大事
PCバッグも考え方は同じで、薄型で、座席下に収まるサイズなら身の回り品として通りやすい一方、書類や周辺機器を詰め込みすぎて厚みが出ると、手荷物として見られやすくなります。
お土産袋は「別枠」とは限らない
いちばん注意したいのが、お土産袋や紙袋です。例えばJALは、ハンドバッグやショッピングバッグ、空港で購入したお土産なども手荷物の個数に含むとしています。
Peachも、保安検査場通過後の免税店などで購入したものを含めて個数と総重量の枠に入るとしています。お土産袋だけは別で持てる、と考えないでおきましょう。
身の回り品と機内持ち込み手荷物の違い

ここまでの内容を整理すると、違いは次のように考えるとわかりやすくなります。基準になるのは、①収納棚と座席下のどちら収納する荷物か、そして②個数と重さの条件に収まるかです。
| 項目 | 身の回り品 | 機内持ち込み手荷物 |
|---|---|---|
| 置き場所の目安 | 前の座席の下 | 頭上の収納棚 |
| よくある荷物 | ハンドバッグ、ショルダーバッグ、小さめトート、薄型PCバッグ | キャリーケース、大きめリュック、ボストンバッグ |
| 個数の考え方 | 手荷物とは別で1個まで | 身の回り品とは別で1個まで(エコノミークラスの場合) |
| 見落としやすい点 | 買い物袋やお土産袋も含まれる | 規定内でも収納できないと預け扱いになる |
航空会社ごとに見ておきたい、機内持ち込み規定の違い
同じ「2個まで」でも、LCCでは総重量が7kgのことが多いので注意しましょう。
リュックとPCバッグをそれぞれ小さくまとめていても、合計すると超えてしまうことがあります。特に帰りの便はお土産が増えやすいので、行きの時点で余裕を残しておくと安心です
こんなときはどう考える?
- キャリーケース+小さめトートバッグ:トートが座席下に収まるならOK
- キャリーケース+薄型PCバッグ:PCバッグが小さめならOK
- 大きめリュック+お土産袋:お土産袋が2つにならないよう注意
- リュック+トート+免税品袋:3個になるため×。2個にまとめる必要がある。
前の座席の下に収まるか、頭上の棚に入れる荷物か、合計2個に収まるか、総重量を超えないかの4点で見ていくと考えやすいです。とにかく1つにまとめられるかどうかを考えてみましょう。
身の回り品とは?どこまでOK?:まとめ
飛行機の「身の回り品」は、前の座席の下に収まる程度の小さめの荷物として考えましょう。リュック、トート、PCバッグでも、そのサイズに収まれば身の回り品として見てもらいやすく、逆に大きくなれば手荷物として扱われやすくなります。
また、お土産袋や買い物袋も個数に含まれるため、「小さい袋だから別で持てる」とは考えないほうが良いでしょう。搭乗前に、利用する航空会社の手荷物ページで、個数・サイズ・重量の3点を見直しておくと確認しやすくなります。
- https://teikokyo.gr.jp/pressrelease/1618/ ↩︎
- https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/carry-rule/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/baggage/inflight/
https://www.flypeach.com/lm/ai/airports/baggage/carry_on_bag
https://www.jetstar.com/jp/ja/help/carry-on-baggage-what-can-i-bring-on-board ↩︎ - https://teikokyo.gr.jp/pressrelease/1618 ↩︎
- https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/carry-rule/
↩︎ - https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/baggage/inflight/
↩︎ - https://www.flypeach.com/lm/ai/airports/baggage/carry_on_bag
↩︎ - https://www.jetstar.com/jp/ja/help/carry-on-baggage-what-can-i-bring-on-board ↩︎