「ピーチ(ピーチアビエーション)」は主に日本国内線を飛ばすLCCですが、バンコク行きなど国際線も存在します。ピーチはLCCのため、厳しい手荷物ルールを守らないと、あっという間に別料金の対象になってしまいます。
今回はピーチを利用する方が手荷物トラブルに遭わないために、総合旅行業務取扱管理者の筆者が、ピーチの機内持ち込み手荷物と預け荷物(受託手荷物)のルールを、筆者自身の経験も交えて解説します。
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ピーチ国内線の機内持ち込み手荷物ルール
サイズと重量と個数の制限

ピーチの機内持ち込み手荷物(国内線・国際線共通)では、まず次の3点を守りましょう。
機内はLCCらしく収納スペースが限られているため、リュックやハンドバッグなどの小物1個、キャリーケース1個という組み合わせが基本になります。
規定を超えると、その場で受託手荷物に回され、追加料金が発生することがあります。
機内持ち込み手荷物のサイズと重量は、搭乗前にしっかりとチェックしておきましょう。
「7kg」は“1個7kg”ではなく「2個合計で7kg」
よく誤解がある点として、機内持ち込み手荷物の重量は1つ7kgまでOKではなく、2個合計で7kgまでです。
実際、7kgは簡単にオーバーしてしまう重量です。搭乗前に荷物を整理し、重さを測り、極力減らしましょう。どうしても7kgを超えるようでしたら、追加料金はかかりますが、受託手荷物に回しましょう。
持ち込める身の回り品として持ち込めるもの
ピーチでは、各種身の回り品を機内に持ち込むことができます。機内に持ち込める身の回り品には、以下のようなものがあります。
こちらも「2個まで/合計7kgまで」のカウントに入ります。
ちなみに、スーツケース+サブバッグ+お土産袋だと3個扱いとなり、カウンターや搭乗口で指摘される可能性が高いです。お土産はスーツケースの中に入れるなど、ひとまとめにするようにしましょう。
リュック2個の持ち込みはできる?
2つとも大きめのリュックだとサイズや重量を超過しやすいため、大きめのリュックを2つ持ち込むのはおすすめしません。
国内線の液体類の持ち込みルール
液体物のルールは「国内線」と「国際線」で大きく異なります。
国際線の液体類の持ち込みルール
国際線では、世界共通のルールに近い形で、液体物の持ち込みに厳しい制限があります。
機内持ち込み禁止の物品(刃物・液体)を持ち込んで、受託手荷物扱いになるときも、同様の超過料金が発生します。筆者は香水を持ち込んで、保安検査時に「受託手荷物にしますか、破棄しますか」と言われ、受託手荷物扱いにした結果として料金を取られました。
医師の処方による液体の医薬品を、100mlの規定を超えて持ち込む場合は、前もってピーチに連絡をしておきましょう。
モバイルバッテリーの機内への持ち込みについて
リチウムイオン電池を含むモバイルバッテリーは、発火リスクがあるため取り扱いが厳格です。ピーチも、一般的な航空会社と同様のルールを設けています。
近年、モバイルバッテリーの機内での使用は世界的に禁止されています!機内に持ち込んでも、使用はしないようにしましょう。
持ち込み禁止品目について
安全上の理由から、ピーチでは以下の品目は機内への持ち込みが禁止されています。
筆者は10年ほど前、ターボライターをバッグに入れてしまい、保安検査時に没収されたことがあります。また、機内に持ち込むライターは値段の安いものにし、高級なライターは持っていかないのがおすすめです。国際線の場合は、路線によってライターの持ち込み自体がNGの路線も存在します。
カミソリは持ち込みOK?
実際は、空港や検査員の判断で扱いが異なることもあります。不安な場合は受託手荷物に入れておくと安心です。
ピーチ国内線の受託手荷物(預け手荷物)ルール
預けられる手荷物のサイズ、重量、個数の制限

ピーチでは、基本的に受託手荷物(預け荷物)は有料となり、手荷物を預ける際は航空券のオプションとして別途購入する必要があります。その際、預ける荷物の重量に合わせたkg数のオプションを購入することになります。
ピーチの受託手荷物は、国内線・国際線共通で次のように定められています。
預け荷物の重量が超過していないか不安な場合は、出発前にスケールを持っていくのがおすすめです。筆者はよく、ホテルに設置されている重量計で、空港到着前に預け荷物の重量を計っておきます。「相当重く感じられても、意外に超過していないことが多い」というのが筆者の経験です。
受託手荷物の重量超過を回避するために、できるだけ軽いスーツケースを選びましょう。
預け手荷物の料金は変動する
預け手荷物の料金は、以下の要因によって変動します。
購入のタイミングとして、予約時に追加するのがもっとも安くなりやすく、出発当日に空港カウンターで追加すると割高になることが多いです。
特殊な荷物、ゴルフバッグ等のスポーツ用品・車椅子・楽器など
以下のような特殊な荷物は、無料で預けられるものと、有料オプションに分かれます。
特殊な荷物を預ける場合は事前にピーチに連絡し、必要な手続きや料金を確認しましょう。
ピーチの国際線の手荷物で気を付けたいポイント
国内線と国際線のルールはほぼ共通
ピーチの手荷物規定は、基本的に国内線と国際線で共通しています。違いが大きいのは、液体物の扱い(100mlルール)、税関・検疫・持ち込み制限品目などです。
税関・検疫・持ち込み制限
国際線の場合、以下の持ち込みに注意が必要で、別途申告が必要なケースがあります。
持ち込む物品が渡航国の規定に抵触した場合、場合によっては罰金の対象となることもあります。渡航国の大使館サイトや航空会社の案内ページなどで事前に確認しておきましょう。
国際線の飲み物の機内持ち込みについて
国際線では、液体物の持ち込みに制限があります。100ml以下の容器に入った飲料は、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れれば、持ち込みが可能です。
100mlを超える容器の飲料は機内持ち込みできません。
国際線の手荷物料金について
国際線の手荷物料金は、国内線とは異なる場合があります。以下の点に注意しましょう。
具体的な料金はピーチの公式ウェブサイトで確認するか、予約時に確認することをおすすめします。
医療機器の持ち込みについて
医療上必要な機器の多くは機内持ち込みが可能ですが、以下の点に注意が必要です。
手荷物の破損・紛失対応
受託手荷物が破損した場合の対応は以下の通りです。
手荷物を紛失した場合
受託手荷物が紛失した場合の対応は以下の通りです。
ピーチは手荷物に厳しい?
ピーチを利用する際にしがちなのが、荷物の重量オーバーです。「多少の重量オーバーなら大丈夫かも?」と考えがちですが、ピーチは手荷物の規定に関しては厳しいです。特に重量超過に関しては、必ず超過料金の請求対象となると考えておきましょう。
ピーチでは手荷物のサイズを計られない?もしオーバーしたら?
荷物のサイズに関しても、チェックインカウンター内で3辺の長さを計測するほか、空港によっては機内持ち込み手荷物の3辺の長さを計測する場合があります。
サイズをオーバーした場合も、追加料金の対象となりますので注意しましょう。
「荷物を分散させておけば料金が請求されることはなかった」と後悔しないためにも、ピーチを利用する際は、荷物の重量や各種規定について事前に理解した上で、規定に沿ったパッキングをしましょう。
航空会社にとって荷物の重量は、安全な運航に影響を与えるため非常に重要なチェック項目です。重量の超過を甘く見ないようにしましょう。
賢く手荷物を準備するためのコツ
ピーチの手荷物規定完全ガイド:国内線・国際線対応:まとめ
ピーチの手荷物ルールでしたが、なんとなく把握できましたか?手荷物ルールはすべての航空会社にとって安全な運航のための最重要項目です。「大丈夫だろう」と甘く見ずに、しっかりルールを守り、自分だけでなく他の乗客も安全に旅行できるように気を配りましょう。
手荷物規定は予告なく変更される可能性があります。そのため、旅行前に必ずピーチの公式で最新の情報を確認することも大切です。