【古着の選び方】古着屋店主が伝える、質の悪い古着を選ばないためのコツ
古着には古着独自の魅力があります。
個性的な見た目、使い古された感によるオシャレさ、人と被らないデザインなどがそれです。
また。古着の持つ持続可能性や個性的な見た目によって、世界中で人気が高まるにつれ、
芸能人や著名人の着用者が増え、古着の価値がどんどん上がっています。
「価値が上がっている」と聞けば、ファッションとしてのみならず、
「持っていれば良いことあるかも?」と考える方もいるでしょう。
しかし古着を選ぶ際、気を付けなければならないポイントがあり注意が必要です。
それを知らなければ、せっかく買った古着は、あなたを彩るものでもなければ、
価値も生み出さないでしょう。
本記事では、
☑古着を買う際に、チェックすべきポイント
をご紹介し、
古着を選ぶ際のポイントやコツ、
注意しなければならない点を見極めるためのコツをご紹介したいと思います。
目次
古着を選ぶときに注意すべきポイント
古着には古着にしかない魅力がありますが、
新品の服を買うときには決してしない、確認すべきポイントがあります。
①脇の黒ずみ、黄ばみ
個人的には「服の黒ずみ、黄ばみ」がある服は絶対に着たくありません。
小さい穴や袖のほつれなどは、少々のものだと許容できる場合もありますが、
脇の汚れはだけは許容するのは難しいでしょう。
加えて、脇の汚れは簡単には落ちません。
漂白剤の一日つけ置きや、煮洗いという手もありますが、
それでも汚れが落ちない時もあります。
漂白剤に漬けると、古着自体の色も落ちますし、生地も傷みます。
古着を選ぶ際は脇を必ずチェックしましょう。
そして、見つけた品がどれほど良くても、脇が汚れていたらあきらめましょう。
②首元の汚れ、よれ、ほつれ
首元のコンディションの良し悪しも、古着を選ぶ際、注意しなければいけないポイントです。
首元は痛むのが早い箇所です。
例えばTシャツの場合、頭の大きさに比べて小さい穴に頭を通すため、首元はどうしても生地が伸びたり、
ほつれが出たりしがちです。
また、首は汗をかきやすいため生地が傷んだり、黒ずんだりしがちです。
新しい世代の服は、ネック部分が伸びないよう補強してあることが多いですが、
ビンテージの場合はそうではないので、なおさら痛みは早いです。
③穴の有無
古着には穴が多く存在します。
もし買った古着に穴があったら嫌ですよね?
しかし意外にも、穴は注意深く見ないと見つけることが難しいです。
穴は、特に脇と胴の縫い目あたりに多く存在します。
そのほかの部分にも多く存在します。
そして、穴は目線を服に対して正面にしないと中々見つけられません。
少しでも斜めから見ると見えなくなります。
気に入った古着を見つけたら、古着を目の前に持ってきて全体を見ると良いでしょう。
小穴程度なら気にせず着るという手もあります。
④袖の痛み、ほつれ
Yシャツの袖、ニットのリブは最も傷みやすい部分の一つです。
袖が傷んでいる古着を多く見かけます。
古着屋としては、袖の痛みは必ず見るポイントでもあります。
袖は必ず見るようにしましょう。
⑤生地が薄くなっていないか
年代の古いものは生地が薄いものが多いですが、
経年による生地の傷みや、何度も洗ったことにより生地が薄くなっていることも多々あります。
あまりに生地がダメージを受けていると、
買ってもあまり着られず、寿命が短いためおすすめしません。
ちなみに、USAコットンを使用した古着は、丈夫なコットン生地のため保ちが長く、
二・三十年経った代物でも、着られることがあります。
⑥古着のすべてをチェックする
古着に痛みは付き物です。
シミがあったり、小穴があったり、毛玉があったり・・・・
そういうものも許容してしまうほど、魅力を感じてしまうのが「古着」ですが、
あまりに目立つ汚れの古着を着ていると、ファッション以前の問題。
ただの汚い人になってしまいます。
多少の汚れや痛みは許容しても良いと思いますが、あまり汚いのは避けましょう。
⑦偽物は避けたい
昨今、多くの著名人が古着を着ることで、その古着の人気や価値が上がり、
価値の上昇にあやかって、偽物を作る人間がいます。
偽物のクオリティも上がってきている中で、本物と偽物を見分けるのは、
知識が無いとできず、難しいというのが現実です。
それはプロでさえ難しいもので、
プロの未だ知らないブートの製造拠点や、偽造パターンがあったりするものです。
実際、偽物を売ってしまっているお店も数多く見受けられます。
しかし、偽物だからといって、その古着が「価値が無い」とは必ずしも言えないのが、
古着の奥の深いところです。
「古着はデザインありき」なところもありますし、
「元は偽物だった古着が、巡り巡って、何かの拍子に価値を持つ」こともあるのです。
とりあえず「偽物は嫌だ」という方は、
古着を購入する際は目当てのブランドのタグの、偽物と本物のデザインを良く調べてから購入したり、
信頼のおけるお店から買うなどすると良いでしょう。
でも、本物にこだわる転売目的じゃないのなら、
偽物を気にするよりも、そのモノのデザインを本当に気に入って購入するのが、
古着の本当の楽しい購入方法です。
古着の選び方のまとめ
①脇に黒ずみ黄ばみが無いか、必ずチェック
②首元は汚れていないか
③穴は空いていないか
④袖は痛んでいないか
⑤生地は薄くなっていないか
⑥古着全体をチェックしたか
⑦偽物ではないか
⑧本当に気に入って買ったのか
大抵の古着は丈夫だったり、独特の個性があり、オーバークオリティだったり、
大量生産の現在には無い個性的なモノが多く存在します。
そういう「良きモノを気に入る」ということが、選ぶ人の感性の鋭さを表していると、私は思います。
そして古着を選ぶときこそ、自分の感性が活かされているときだと思います。
楽しい古着ライフを送りましょう!
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